疲れがたまった時やストレスがある時や風邪などの感染などで蕁麻疹が出る場合もあります。また虫刺されやかぶれや敏感肌や乾燥肌によるケースもあります。何が 原因 で 子供 の 蕁麻疹 が起き、どんな対処や治療があるのかを知っておきましょう。
子供の蕁麻疹の原因を知っていますか?
特発性蕁麻疹
蕁麻疹を発症した患者の70%近くが原因不明である場合がほとんどです。1か月以内で治まるケースや繰り返し発症するケースなどの急性蕁麻疹と呼ばれるものがあります。また1か月以上続く場合は慢性蕁麻疹と言われます。
特定の刺激による蕁麻疹
アレルギー性蕁麻疹
個人差はありますが、エビ・カニ・果物・ソバ・食品添加物などに過剰に反応した場合に発症します。
非アレルギー性蕁麻疹
青魚・肉類・タケノコ・ほうれん草などで引き起こす特定原材料によるアレルゲンによって症状がでるケースもあります。
アスピリン蕁麻疹
病院の処方薬や市販薬の多くに含まれる非ステロイド性抗炎症薬によって起こります。
機械性蕁麻疹
ひっかいたりこすれたりという物理的刺激による蕁麻疹です。
コリン性蕁麻疹
発汗時におきる蕁麻疹です。運動後や入浴後や緊張した状態の冷や汗などがあげられます。
寒冷蕁麻疹
急激な冷えや寒さによって起きる蕁麻疹です。
温熱蕁麻疹
体温以上の温水や温風で体を温めることで起きる蕁麻疹です。
日光蕁麻疹
太陽光にあたることで紫外線が刺激になり起きる蕁麻疹です。
接触性蕁麻疹
特定の物質が皮膚や粘膜に接触すると発症します。
蕁麻疹になった時の対処法
ミミズばれになる程にかきむしって傷を作り、蕁麻疹が広がることもあります。しかしなるべく我慢してかかないようにと言っても、子供の場合はとても難しいことです。
赤ちゃんならば、ミトンなどの手袋をつけてあげる、もう少し大きくなった子供ならば包帯などで患部を巻いて直接手に触れないような状態にしてあげるなどの工夫が必要です。
患部を冷やすことでかゆみが和らげることもありますが、寒冷蕁麻疹のケースは冷やしてしまうと逆に悪化してしまうので、冷やさないことを意識してください。
運動などの活動によって血流量が上がりかゆみが増してしまった結果、蕁麻疹が出てしまうこともあります。その場合は、しばらくの間安静に休息する時間を設けるべきです。
精神的なダメージをともなうストレスがある場合は、それをできるだけ取り除く環境を作ってあげて、子供が安心できるように愛情をかけてあげましょう。
蕁麻疹が全身に広がってしまい、かゆみがおさまらない状態が続き、なかなか消えないならば、素人判断をせずにかかりつけ医に相談するべきです。
一般的に医療機関は、蕁麻疹のかゆみを抑える抗ヒスタミン剤などを出してくれます。処方された薬は、症状が治まった後もしばらく継続して使用し続けることです。
急性蕁麻疹ならばり数日~1週間くらいが目安です。慢性蕁麻疹ならば1~2か月くらいの期間服用が必要です。
アレルギー性蕁麻疹など原因がわかった場合は、医師のアドバイスにそって、その原因をできるだけ取り除くように努力すべきです。
子どもの場合は大人よりも敏感肌で、ダメージや刺激も簡単に受けてしまうので、何気ないことでも蕁麻疹が出やすいものです。その事実をよく理解した上で、蕁麻疹の症状が出たときには慌てずに対処をするように努める姿勢を持って下さい。
注意事項
上記でも述べたように、さまざまな要因で蕁麻疹は発症することを認識しておくべきです。
その上で子供の様子を見ながら緊急を要するならば、当然病院に行くべきではありますが、そうでなければできる範囲で対処し、子供がどんな時にその蕁麻疹が発症するか観察することもとても大切です。
記録や写真や動画などに残し、頻繁に同じような状況や事態になるならば、かかりつけの小児科に受診して相談することをお勧めします。
まとめ
子供の蕁麻疹の原因を知っていますか?
特発性蕁麻疹
特定の刺激による蕁麻疹
蕁麻疹になった時の対処法
注意事項