ウイルスや細菌が原因となり、激しい嘔吐や下痢・発熱を発症してしまうのが感染性胃腸炎です。感染力も強く、子供から大人への感染例も多くあります。胃腸炎 の発症から治るまでの 期間 、胃腸炎の際に口にしていい食事など、胃腸炎に関する情報をまとめました。
感染性胃腸炎、治るまでの期間はどれくらい?
感染性胃腸炎、子供がかかるとどのような症状が出る?
感染性胃腸炎の原因となるウイルスの代表的なものがノロウイルスとロタウイルスです。大人も子供も感染しますが、乳幼児は特にノロウイルスに感染しやすいため注意が必要です。ロタウイルスは毎年のように死者が出るほど重症化することもあります。
感染性胃腸炎かな?という疑いを持ったら、早期に医師の診察を受け適切な治療を受けるようにしましょう。
感染性胃腸炎では、嘔吐・下痢の症状が出るのが特徴です。前日までは何ともなかったのに急に嘔吐した、という場合には感染性胃腸炎が考えられます。
特にノロウイルスの場合には嘔吐・下痢・腹痛・発熱のほかに酸っぱい匂いのする白っぽい便が出ることを知っておきましょう。
感染性胃腸炎が治るまでの期間はどのくらい?
発症してすぐから3日程度は嘔吐・下痢の症状が続きます。ウイルスが体外に排出されることで症状は次第に落ち着いてきます。
感染したウイルスの種類や個人差によって治るまでの期間は変わってきますが、2週間もあれば胃腸炎の発症前と同じような生活に戻すことができます。
感染性胃腸炎のこわいところは、症状が落ち着いても感染力があるという点にあります。とある調査によると、感染性胃腸炎のウイルスは発症から1週間~1ヶ月ほどは体内に残っていることがわかっています。
家庭内に発症者が出た場合には、発症から1ヶ月をめどに感染する可能性があることを覚えておきましょう。
感染性胃腸炎にかかったら、食事はどうする?
嘔吐・下痢の症状が重いあいだは、子供も食欲がなくなります。また、食事や水分を口にしてもすぐに嘔吐してしまうことも多く体力の消耗につながってしまいますので、発症から6時間程度は絶食・絶飲をすることをオススメします。
症状が落ち着きはじめると水分が欲しくなります。嘔吐・下痢によって体内の水分が減っていますので、水分を欲しがる様子がみられたら経口保水液(OS-1など)や白湯を少しずつ口にするようにしましょう。
水分の補給をしても嘔吐することなく、空腹を感じるようになったら少しずつ食事をとりはじめることができます。刺激になるものを避けて、調理方法に気をつけながら消化の良いものをとるようにしましょう。
具体的には味の濃いもの、焼く・炒めるなど油を使用したものは避けるのがオススメです。
感染性胃腸炎に感染したら、食事を再開する際にはおかゆがオススメです。食べられるようであれば梅干も入れてみましょう。おかゆ以外にはやわらかめにゆでたうどん・細かく切った野菜をしっかりと煮込んだスープなどが良いでしょう。
形物に抵抗があるようであれば、すりおろした野菜を入れたスープがオススメです。栄養も摂れますので、回復に向けての体力づけにも最適です。
胃腸炎の後、いつから登校・登園できるの?
感染性胃腸炎に関しては、厚生労働省などが定めた「外出禁止期間」がありません。ですが、学校や幼稚園によっては登校許可書(登園許可書)が必要な場合があります。医師の診断によって登校・登園が可能になると考えておきましょう。
一般的には発症から8日間ほどで登校・登園可能と考えられます。症状としては下痢が治まったころが目安となります。症状が治まったとはいえ、感染のリスクはゼロにはなっていないことを自覚し、手洗い・うがいをしっかり徹底するようにするのがポイントです。
まとめ
感染性胃腸炎、治るまでの期間はどれくらい?
感染性胃腸炎、子供がかかるとどのような症状が出る?
感染性胃腸炎が治るまでの期間はどのくらい?
感染性胃腸炎にかかったら、食事はどうする?
胃腸炎の後、いつから登校・登園できるの?