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小児の肥満化は増加傾向、生活習慣見直しで改善できる(前編)

hoshi

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himanka

文部科学省調査結果によりここ30年間で肥満傾向の子供が2倍から3倍に増えています。

原因には運動不足や食生活の欧米化などがあり、各児童生徒の実測体重と身長別標準体重から肥満度を算定し値が20%以上超えで肥満児としています。では小児 肥満化 について説明していきます。


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小児の肥満化は増加傾向、生活習慣見直しで改善できる。(前編)


- 目次 -

  • 小児肥満化の現状
  • 小児肥満と遺伝との関係
  • 小児肥満の特徴
  • 小児肥満予防・改善対策

小児肥満化の現状

子供の肥満は毎年増加傾向にある反面、特に思春期にさしかかった女子では「痩せることへの願望」の高まりが若年化し問題になりつつあります。成長期に無理なダイエットをすることが成人してからの自身の身体にさまざまな影響を与えることも証明されています。

肥満原因としては「食べ過ぎ」もあるのですが、ゲームやスマートフォンなど1人に1台の普及、使用率や塾通いなどによる運鈍不足も影響しているのです。

では何故、子供の肥満はいけないのかお伝えします。高血圧や脂肪肝、高氏血症、糖尿病など生活習慣病といわれる病気の下地が子供時代からできはじめ生活習慣病予備軍となる可能性があります。

また肥満が原因で筋肉や骨に過剰な負担がかかり運動機能が低下します。子供の時に肥満していれば成人してからも肥満になりやすいとの報告もされています。


小児肥満と遺伝との関係

太っていることは遺伝だから仕方がないと思ってしまう人もいると思います。

  • 母親が肥満なら60%の確率で子供も肥満
  • 父親が肥満なら40%の確率で子供も肥満
  • 両親が肥満なら80%の確率で子供も肥満

このような確率をみると「遺伝」との関係が深いと言えますが、ほとんどは親と同じ食事内容や摂取方法または親と同じ運動習慣などが影響しており、特に母親の影響は大きいようです。体質や遺伝のせいにし諦めるのではなく肥満対策をお勧めします。


小児肥満の特徴

小児肥満の特徴を乳児、幼児、小学生別に記載していきます。

乳児期の肥満特徴

1歳未満の乳幼児では少し太り気味でも自立歩行を始めると急速に痩せて肥満が解消されます。よほどでない限りこの時期の太り気味は心配する必要はありません。

幼児期の肥満特徴

昔は5歳までの肥満に対し神経質にはなりませんでしたが、なにもせず放置すると肥満体質が続く可能性があるので要注意してください。過保護やおやつの与えすぎが原因で肥満化するとされています。おやつの食べ過ぎに注意し外遊びなど運動を積極的にしていくことが必要となります。

小学生の肥満特徴

成長期で身長が一番伸びる10歳から12歳の頃に過食などにより太るケースが多いとされています。この時期の肥満は成人となっても引きずる可能性が確率的に非常に高く肥満対策が必要となります。

この年齢になると本人も肥満対策をすることへの重要性を十分理解できる年齢です。本人が納得できるような説明を心がけ減量や肥満対策に取り組むことが大切となります。


小児肥満予防・改善対策

小児肥満に対する対策は「食事」と「運動」の2本柱となります。では順番に説明していきます。

肥満予防・改善となる食事のポイント

食事についてのポイントは神経質に細かく考えると継続するには困難となります。次のような3つのポイントを押さえ実行してください。

①食べる時間を決める

食事時間や間食時間がばらばらでダラダラ食べる習慣では自然と過食気味になります。今はお腹が空いてないから空いてから食べる、または暇な時におやつを食べるなどせず決まった時間に食べる習慣を付けてください。

②主食・主菜・副菜をバランスよくたべる

ご飯やパン、麺類などの炭水化物や揚げ物などの油分の摂り過ぎは肥満になりやすいです。

幼児期では偏食があることもありバランスよく食事を摂取することが難しいこともありますが食べやすいような調理方法を工夫しバランスよく摂取できると満腹感で満たされ食事の偏りを防ぐことができます。

③おやつは方手に乗る量で

子供には「おやつ」は1日のうちで最大の楽しみとなりますが食べすぎには十分注意が必要です。基本的には何をたべさせても構わないのですが食べる量が大切となります。

適量なおやつの量は食べる本人の方手に乗るくらいの量を目安にし、それ以上に食べさすことをやめます。

肥満予防・改善となる運動方法とは

運動に関しては急に開始しても長く続けることは難しいので現状より少し動くことから始め少しずつ運動量を増やしていき継続しやすい方法をとります。

今までは「テレビを寝ころんで見る」「家の中でほとんど動かない」子供であれば「座ってテレビを見る」ようにし座る時間を長くします。また身支度や自分の物は自分で取りに行く、ポストまで郵便物を取りに行く簡単なお手伝いなどでも運動につながります。

一般的にはウォーキングやジョギングなどが運動なのでしょうが「運動」と呼べるものでなくても「動く」ことには変わりありません。この方法であれば毎日継続することが出来ると思います。

この「動き」に慣れてきたら日常的に公園に行くことや外遊びの習慣をつけていきます。これだけでも将来的には何もせず放置した状態と比較すると凄く差がつきます。

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まとめ

小児の肥満化は増加傾向、生活習慣見直しで改善できる(前編)
小児肥満化の現状
小児肥満化と遺伝との関係
小児肥満の特徴
小児肥満予防、改善対策

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