子供の病気いろは

  • ホーム
  • はじめての方へ
  • カテゴリ一覧
  • Twitter
  • Facebook
  • お問い合わせ
    • 免責事項・知的財産権
現在の場所:ホーム / 心の病気・障害 / 発達障害 / 発達障害の診断までと、診断後の生活はどう変わる?(前編)

発達障害の診断までと、診断後の生活はどう変わる?(前編)

mama

このエントリーをはてなブックマークに追加
Tweet
LINEで送る
Pocket

hattatsusyougai shindan

お子さんが 発達障害 の 診断 を受けました。親御さんは今どんな心もちですか?受け入れられないという方、すっきりしたという方、複雑な心境でしょう。けれど、この子はこの子です。診断前も今も何も変わっていません。これまでと変わらぬ愛情を注ぎ、次のステップに進みましょう。


スポンサードリンク

発達障害の診断までと、診断後の生活はどう変わる?(前編)


- 目次 -

  • 診断に至るまで。「気づき」が大切なポイント。
  • 診断に必要なもの

診断に至るまで。「気づき」が大切なポイント。

発達障害には早期の療育が重要です。療育の時期を遅くするほど二次障害につながる恐れが高まります。脳は9歳までに成人並みに成長しますので、できればその時期までに療育を始めたいところです。

もしもそれ以降だったとしても諦める必要はありません。特性が薄い、症状の軽い子は発見が遅れがちですが、治療や療育をすすめることで今後の困り感を減らしていけるでしょう。

基本的に発達障害は乳児期から児童期に発症しますので診断されるまでは言葉が遅い子や、社会的に問題がある子を親のしつけのせい、と周囲に受け取られがちで、親の孤立は深まります。

具体的な手だてを要する時期の孤立は、ネグレクトや、子供への暴力的な行動を増やし、中には大きな事件を起こしてしまうなど、深刻な問題につながっていくこともあります。

「気づき」を得る具体的なポイントであり、どの症状をお持ちのお子さんに全般的にあてはまることは、「年齢相応の発達と比べた様子」と「できることとできないことのバランス」に着目します。

次に日常にあらわれる特性を症状ごとにまとめます。

自閉症スペクトラムのお子さんは、おもちゃをひたすら並べ続ける、他児とのかかわりがなくても大丈夫そうにみえる、目が合わない、接触をきらう、言葉の発達(遅い、早いが録音された言葉のようだ)などの様子がみられます。

ADHDのお子さんは、動きが激しい、ぼーっとしていて忘れ物が多い、転びやすい、道路への飛び出し、飽きやすい、などの特性があります。

学習障害のお子さんは5歳ころの健診があればその時にわかり、6歳の就学時健診で指摘されることも多くあります。絵本を読みたがらない、線をまっすぐ書けない、言葉の発達の遅れ、聞き間違えが多いなどの特徴があります。

これらの症状に心当たりがあれば、すぐにでも発達専門の医者にかかりましょう。発達専門の病院はいつでも予約がいっぱいだったりしますが、初診が2か月先となる場合も多く、高額な初診料を準備することもありますので、発達障害の疑いを感じたらすぐに行動に移しましょう。


診断に必要なもの

生育歴がわかる母子手帳や、日記、子供のノート、特徴が残されている動画(短く編集したもの)、などがあると良いでしょう。お子さんを連れて行って医師にみせても症状がその時にあらわれない場合もありますから、あらかじめ入念な準備が必要です。

問診時に診断名を得ることもありますが、WISC-Ⅳの検査を実施した後に診断されることが多いと思います。

WISC-Ⅳ(Wechsler Scale for Children-Fourth Edition)とは、ウェクスラー社が開発した知能検査で国際的に広く用いられています。一人の人間の知的発達の状態をプロフィールで表示し、個人内差という観点から総合分析をしようとした検査です。

対幼児向けにはWPPI(Wechsler Preschool and Primary Scale of intelligence)、成人向けにはWAIS(Wechsler Adult Intelligence Scale)を用います。

この中でWISC-Ⅳは適用年齢が5歳0か月から16歳11か月で、発達障害のお子さんの心理アセスメントには必要不可欠な検査です。

15の下位検査で構成され、10の基本検査を実施することで5つの合成得点が算出されますが、この合成得点から知的発達の様子を多面的に判断します。

検査の結果が出たころ、再度病院へ行って心理士か医師から検査結果について説明があります。そして、この子の脳の特性から今後必要な支援や対策が具体的に提案されます。

中には投薬をすすめられる場合もありますが、心配な点は納得するまで相談して治療、療育をすすめていきましょう。

スポンサードリンク

まとめ

発達障害の診断までと、診断後の生活はどう変わる?(前編)
診断に至るまで。「気づき」が大切なポイント。
診断に必要なもの

このエントリーをはてなブックマークに追加
Tweet
LINEで送る
Pocket

Filed Under: 発達障害 関連タグ:発達障害, 診断

スポンサードリンクと関連コンテンツ

記事を探す

スポンサードリンク

カテゴリから探す

  • 感染症
    • 風邪
    • インフルエンザ脳症
    • タミフル
    • 髄膜炎
    • ノロウイルス
    • 感染性胃腸炎
    • 水疱瘡
    • 溶連菌
    • りんご病
    • おたふく風邪
    • とびひ
    • MRSA
    • プール熱
    • 手足口病
    • アデノウィルス
    • ヘルパンギーナ
    • ライ症候群
  • 乳幼児
    • Hibワクチン
    • ポリオ
    • 予防接種
    • 乳児期
    • 乳児湿疹
    • 未熟児
    • 小児
    • 小児科
    • 歯固め
    • 臍ヘルニア
    • 新生児メレナ
    • 乳幼児突然死症候群
    • 乳児死亡率
    • 夜泣き
    • 日本脳炎
  • 麻疹
    • 髄膜炎
  • 皮膚
    • アトピー性皮膚炎
    • 脂漏性湿疹
    • オムツかぶれ
    • 脂漏性皮膚炎
    • 頭皮湿疹
    • 発疹
    • 突発性発疹
    • じんましん
    • 水いぼ
    • 帯状疱疹
    • ヘルペス
    • 痣
    • しもやけ
    • あせも
    • イボ
  • 胃腸の病気
    • ロタウイルス
    • 腹痛
    • 嘔吐
    • 下痢
    • 便秘
    • 胃腸炎
    • 大腸炎
    • 胃炎
    • 腸閉塞
    • 腸重積
    • 胆道閉鎖症
    • 胃食道逆流症
  • 泌尿器の病気
    • おねしょ
    • 尿路感染症
    • 停留精巣
  • アレルギー科
    • アレルギー
  • 心の病気・障害
    • ダウン症
    • 発達障害
    • 自閉症
    • ADHD
    • アスペルガー
    • うつ病
    • 疲労感
    • 癇癪
    • 中二病
    • チック症
    • PTSD
    • 起立性障害
    • 転換性障害
    • ひきつけ
  • 鼻の病気
    • 鼻づまり
    • アレルギー性鼻炎
    • 副鼻腔炎
    • 蓄膿症
    • いびき
    • 鵞口瘡
  • 口腔・歯科
    • 乳歯
    • 噛み合わせ
    • 歯科矯正
    • 歯ぎしり
    • 出っ歯
    • 受け口
    • 虫歯
    • フッ素塗布
    • 口内炎
    • 口腔ヘルペス
    • ヘルペス性口内炎
  • 耳の病気
    • 中耳炎
    • 外耳炎
    • 乗り物酔い
    • 流行性耳下腺炎
  • 目の病気
    • 視力
    • 視力低下
    • ドライアイ
    • 結膜炎
    • 流行性角結膜炎
  • 喉の病気
    • 扁桃炎
    • 喉
  • ケガ
    • 打撲
    • 肘内障
    • 破傷風
  • 呼吸器
    • 肺炎球菌
    • マイコプラズマ肺炎
    • 気管支喘息
    • 肺炎
    • 気管支炎
    • 百日咳
    • 喘息様気管支炎
    • クループ
  • 骨&骨格
    • 成長痛
    • 骨格 矯正
  • 血液内科&血液疾患
    • 急性リンパ性白血病
    • 貧血
    • 鉄欠乏性貧血
    • 血小板減少性紫斑病
    • 再生不良性貧血
    • 溶血性貧血
    • 膠原病
  • 脳・脊髄・神経
    • 頭痛
    • 熱性けいれん
    • てんかん
    • 脳腫瘍
    • 脳性麻痺
    • 水頭症
    • 急性脳症
    • もやもや病
    • ギラン・バレー症候群
    • 頭血腫
  • 代謝異常&生活習慣病
    • 肥満化
    • LDLコレステロール
    • 1型糖尿病
    • 核黄疸
    • くる病
  • 心臓の病気
    • 心室中隔欠損症
  • 甲状腺の病気
    • クレチン症
  • 顔面神経麻痺
  • 消化器
    • 急性虫垂炎
    • 生理的黄疸
  • その他
    • 熱中症
    • 低身長
    • ネフローゼ症候群
    • 川崎病
    • 血管腫
    • 鎖肛
    • 結節性硬化症
    • MRI
  • 睡眠
    • 成長ホルモン
    • 睡眠障害
  • 小児科
  • 爪

Copyright © 2023 kodomo-byouki-iroha.com