「もしかして 発達障害 かも」と不安なママは、専門科で診断 テスト を受けて正式な結果を知ることで、その子に適した未来への道しるべを作る手助けができるかもしれません。
早期の療育やリハビリでその子の未来の視界が広がることもあります。一緒に学んでいきましょう。
発達障害診断テストでその子に適した道しるべを探そう! (前編)
発達障害とは?
発達障害の場合、その子の家庭での振る舞いや同世代との関わりを通して、同じ年齢の子がおこなう一般的な行動や言動と異なり、首をかしげてしまうシーンがいくつも出てくると思います。
同世代との関わりを極端に避ける、言葉を話しはじめる年齢が遅い、落ち着きがない、過度なやんちゃなど、ほんの一部ですが日ごろの生活の中で「この子特有の性格かもしれない」や「少し消極的なだけだろう」と親であればそのように判断してしまいそうな様子ばかりだと思います。
しかし子供の行動などをしっかりと観察し続けると、そういった判断では納得できない様子が多々出てくるようになります。では発達障害とはどういったものなのでしょうか。
ひとえに発達障害と言っても、ある特定の症状のあらわれに対する病名とは異なり、いくつかの障害の症状が併存する場合もあり、専門知識をもつ病院でのさまざまな検査や診断テストなどで判断してもらう必要があります。
発達障害とは自閉症やアスペルガー症候群を含む広汎性発達障害、学習障害(LD)、注意欠陥多動性障害(ADHD)などを含む脳機能障害です。
1つ目の自閉症やアスペルガー症候群を含む広汎性発達障害で、知的障害をともなわない自閉症を高機能自閉症と呼び、自閉症の半数程度います。それ以外のIQ70以下の自閉症を低機能自閉症と言います。
自閉症は言葉の発達が遅いという特徴があるため幼児期に親たちが気付きはじめることが多いようです。そして言葉を覚えてもオウム返しや自身の興味のあることばかり話します。またコミュニケーション能力に欠けます。
知的障害をともなわない場合、性格的な問題と判断して、大人になるまで家族や自身も自閉症ということに気づかないこともあるようです。
高機能自閉症をアスペルガー症候群という場合もあり、自閉症同様にコミュニケーション能力に乏しく、相手の表情や気持ちを読み取ることが苦手とされています。自身の思いを表現することが難しいことに加え、こだわりが強く、初めての体験は嫌煙する傾向があります。
また決められたことに対しては真面目に繰り返すことに苦痛を感じませんが、急にやり方など内容に変更があると融通が利きません。
2つ目の学習障害は、基本的には知的障害はありませんが、読み書き、話す、書く、計算することや、推論などが必要となる能力に乏しいとされています。学年が上がるほど、同学年レベルの学力差が広がる傾向にあります。
知的障害がないことから、単に勉強が苦手な子という判断をされやすいようです。
3つ目の注意欠陥多動性障害(ADHD)とは、常に体を動かしていてジッとしていることが苦手で集中力が持続しづらい傾向にあります。衝動的に行動して、暴力的に怒りをあらわすこともあります。
授業中まったく着席していることができず歩きまわる、相手が気にするようなことを言ってしまうなどの行動が顕著なため、保育園や幼稚園など団体生活を経験するようになると友達とのトラブルが多くなります。
また忘れ物が多く、身支度などもきちんとできない傾向にあります。
まとめ
発達障害診断テストでその子に適した道しるべを探そう!(前編)
発達障害とは?