「鼻をかめない子供でもOK!風邪のつらい鼻づまり解消法!(前編)」では、子供の鼻づまりの原因は 風邪 やアレルギー、または鼻のカタチにあるとお伝えいたしました。
後編では、鼻を上手にかむことのできない子供や幼児のための 鼻づまり 解消 法をいくつかお伝えいたします。
鼻をかめない子供でもOK!風邪のつらい鼻づまり解消法! (後編)
鼻づまりの解消法とは?
乳幼児期ごろまでは鼻づまりでも自分で鼻をかむことができない子が多いでしょう。では自分で鼻をかめなくても鼻づまりを解消するためにはどのような方法があるのでしょうか。
1つめは加湿をすると言うことです。そもそも鼻の内部は鼻水で適度な湿度を保とうとする働きがあります。
しかしひどい乾燥の場合その働きが追いつかず、鼻や喉にカラカラの空気が直接吸い込まれることにより咳き込むなど風邪になりやすい環境を作り出してしまいます。そのため常に適度な湿度が必要になるのです。
加湿器があれば安定した湿度を保つことができてもっとも良いですが、もしない場合でも子供が寝ている部屋にお湯が入った洗面器を置いたり、蒸しタオルを干しておくだけでも適度な湿度が保てます。
鼻づまりの状態で呼吸をする際は口呼吸になりやすいため、幼児くらいの年齢になったら、マスクをしたまま寝る方法も湿度が保てて良いでしょう。
2つめは鼻水をとってあげると言うことです。昔からある鼻吸い器はチューブタイプで、吸い上げた鼻水をためる容器から二本のチューブが出ていて、一方は赤ちゃんの鼻の穴にさして、もう一方は親が口に加えて鼻水を吸い取るものです。
近年では電動で鼻水を吸い上げるタイプも販売されています。乳幼児は上手に鼻をかめないため、こまめに吸い取ってあげることが良いでしょう。
3つめは綿棒で拭き取ると言うことです。粘り気のある鼻水の場合、鼻をかませてもなかなか排出されないものです。そこで鼻の粘膜にベッタリと付着していた鼻水を綿棒でそっとぬぐい取ることで、そのあと一時的でも鼻がかみやすくなります。
ただし綿棒を奥まで入れないよう注意が必要です。
4つめはアロマを炊くということです。別の油分が含まれているものではなく、エッセンシャルオイルと言われる精油を使う必要があります。
アロマポットで皿に入った水にアロマを数滴垂らして炊くことによって、部屋にアロマの香りが広がり鼻づまり解消に役立ちます。
またアロマオイルを垂らした水が使用可能な加湿器であれば一石二鳥になります。風邪をはじめとする鼻づまりにはペパーミント、ユーカリなどが良いと言われています。
ペパーミントはスースーとした清涼感のあるメントール系の香りです。鼻づまり以外にも整腸作用があり風邪による吐き気などにも最適と言えます。そのほかアレルギー症状を抑えたり、ストレス解消、口臭予防などさまざまな効果があると言われています。
ユーカリは爽やかな樹木系の香りです。鼻づまりや咳を緩和し、去痰作用もあるなど風邪症状の改善に大変役立つと言われています。そのほか鎮痛作用や殺菌作用などの効能が認められています。鼻づまりが続くと、頭痛が出たり、頭がボーっとしやすくなります。
ユーカリは伏せた気持ちを意欲的にさせたり、頭をすっきりさせる作用もあるため、風邪の時には最適と言えるでしょう。
なお対象者が新生児の場合は、生活に密着した香り以外未体験のため、アロマオイルの香りは強すぎるので避けたほうが良いでしょう。
子供にアロマを炊く場合、特にペパーミントのような強い香りのアロマは、香りが合わず、気分が悪くなるなど逆効果になってしまう可能性もあります。
初めて炊く場合は通常の分量より少量で試すことをお勧めします。そして大人であれば皮膚組織も強いため、お風呂のお湯にアロマオイルを垂らすアロマバスを試すことも良いでしょう。
しかし子供の場合、オイルの成分が皮膚に悪影響を及ぼす可能性がないとは言えないため、アロマバスは避けたほうが良いでしょう。
まとめ
鼻をかめない子供でもOK!風邪のつらい鼻づまり解消法!(後編)
鼻づまりの解消法とは?