鼻づまりがつづいているときとはすでに慢性の副鼻腔炎、つまり蓄膿症かもしれません。子供の 鼻づまり の 原因 として 慢性 副鼻腔炎はよくおこします。息がしづらく口を開けたままにしがちで、咽頭炎などのリスクが高まってしまいます。
鼻づまりを緩和するには治療が欠かせません。
子供の鼻づまりの原因でありがちな慢性副鼻腔炎
子供の鼻づまり
子供はよく鼻水が出たり、鼻づまりをおこしたりしがちです。ふだんから無意識でいると口をあけたままにしていて口で呼吸をしていることがあります。
これがつづいているならば、鼻づまりを起こしている可能性があります。
あまりにその子供のようすが日常的でそれほど気にしていないと、なおさら治療のタイミングを失ってしまいがちです。
鼻づまりのためにいびきをかいて寝ていることがあります。副鼻腔のある場所に炎症にともなう膿がたまり周囲を圧迫すると、頭痛や頭が重いといった症状が出ることがあります。
鼻づまりがつづくとさまざま障害が
鼻がつねにつまるとどういった弊害が出るでしょうか。たとえばにおいがよくわからない、食事の味がしないなどはわかりやすい症状です。
さらに不快な症状から集中できない、根気がつづかないといった学校の学習などへの影響が心配されます。
頭痛や頭が重いといろいろなことに身が入らない、身につかない恐れが出てきがちです。ストレスになったり学力低下などがみられたりする場合があります。
慢性副鼻腔炎と学力不振の関係は意外と気づきにくいかもしれません。
鼻づまりの解消法
まずは医師のもとで慢性副鼻腔炎かどうか診断を受けます。もしこの病気と診断されたら、病院に定期的に通うようにします。
鼻づまりを一時的に解消し鼻の副鼻腔の炎症を抑え、鼻の中を清潔に保つ治療をつづけます。こうした治療はなかなか改善しないように見える時期があります。
その段階で治療をやめてしまうとより高度な治療が必要になるまで悪化してしまうことがあります。
悪化させてしまうと場合によっては手術をしないといけなくなることすらあります。
慢性の症状ですから病院に通院しておこなう治療でただちによくなるわけではありません。時間がかかりますから根気のいる治療が必要です。
慢性副鼻腔炎の通院でおこなう治療はわかりやすいものです。苦痛などを感じにくく子供が率先して行うことができます。
家庭でもできる緩和法とは
家庭でも鼻がつまりがちなときや副鼻腔炎によるさまざまな鼻とその周囲でおこる症状の緩和には温湯の食塩水による鼻洗いを試みましょう。
慣れると子供でもじょうずにできるようになります。
湯や食塩を用いることで真水よりもスムーズに痛みなどを感じずに鼻の中を洗うことができます。
ねばりけのある鼻水によって鼻がつまっているときは、保護者が子供の鼻水を安全に吸い取れる器具があります。ねばりけのある鼻水がつまりがちな場合には有効な方法です。
こうした緩和法を施すことで、ここちよいと感じれば子供が積極的に自分から治療に向かうようになってくれるでしょう。
うがいを行う、マスクをつけることもおすすめです。鼻づまりにより口を開けがちな子供で併発しやすい咽頭炎やかぜなどをふせぐのに有効です。
他にもある鼻づまりを起こす病気
つねに鼻がつまっている場合には慢性副鼻腔炎以外にもいくつかの原因があります。
片側の鼻がいつもつまっている場合には、鼻中隔湾曲症や鼻茸(はなたけ)ができている、まれには鼻にできるがんなどがあります。
鼻中隔湾曲症の場合にはもともと鼻をかたちづくる部分にゆがみがあるために、副鼻腔炎などをおこしやすくなっています。
また後者ふたつの病気では、患部が鼻の穴をふさいでいますから鼻づまりとして感じ、鼻血が出るなど特有の症状がみられます。
まとめ
子供の鼻づまりの原因でありがちな慢性副鼻腔炎
子供の鼻づまり
鼻づまりがつづくとさまざま障害が
鼻づまりの解消法
家庭でもできる緩和法とは