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小さな子供は特に気を付けたいうつる肺炎

shiro

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haien utsuru

肺炎は原因によってほかの人にうつるものとうつりづらいものに分けられます。小さな子供は集団保育などで肺炎の流行にさらされることも多くあります。 うつる 肺炎 とはどのようなものかを知っておくことが予防につながります。


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小さな子供は特に気を付けたいうつる肺炎


- 目次 -

  • 肺炎の種類
  • うつる肺炎とうつらない肺炎
  • 肺炎の感染ルート
  • うつる肺炎の予防について
  • 肺炎になった後の登園、登校について

肺炎の種類

肺炎は、主にウイルスや細菌などの病原微生物が肺の中に入って感染を起こし、肺に炎症が起きている状態のことを言います。

病原微生物以外で肺炎を引き起こす原因としては、なんらかのアレルギー反応によるものや化学物質の刺激、カビによるものなどもあります。数では、圧倒的に病原微生物による肺炎が多いとされています。

一般的に、病原微生物は空気を吸い込むのと同時に人の体の中に入ってきます。健康な人であれば、もともと備わっている防御機能で病原微生物を排除できますが、抵抗力が落ちている人や高齢者、子供などは病原微生物の力が上回り、肺炎を発症することがあります。

肺炎は病原微生物の種類によって、「細菌性肺炎」「ウイルス性肺炎」「非定型肺炎」の三つに分類されます。それぞれの治療薬は異なっていて、複数の菌によって複合的に感染していることもあります。

「細菌性肺炎」の主な原因菌

肺炎球菌、黄色ブドウ球菌、インフルエンザ菌(インフルエンザウイルスとは異なります)などが有名です。

「ウイルス性肺炎」の原因ウイルス

インフルエンザウイルス、水痘ウイルス、麻疹ウイルスなどが挙げられます。

「非定型肺炎」

マイコプラズマやクラミジアといった微小な病原微生物が原因となります。


うつる肺炎とうつらない肺炎

肺炎は原因によってうつる肺炎とうつらない肺炎に分けられます。病原微生物が原因となる肺炎はうつる肺炎であると言えます。細菌性肺炎やウイルス性肺炎、非定型肺炎といった多くの肺炎が他の人へと感染を広げる力を持っている肺炎です。

一方、うつらない肺炎の代表的なものとしては高齢者の誤嚥性肺炎やカビ、アレルギーなどによる肺炎が挙げられます。

小さな子供や赤ちゃんがかかる肺炎の多くはうつる肺炎である病原性微生物が原因となるものです。


肺炎の感染ルート

うつる肺炎は、病原微生物を吸い込むことによって感染が拡大していきます。肺炎は激しい咳が症状のひとつとしてあらわれる病気です。

肺炎の特徴である激しい咳やくしゃみをすることによって、ウイルスや細菌が飛まつとなって周囲に飛び散り、それらを吸い込むことで感染してしまいます。その場で吸い込まなくても、空気中に浮遊したウイルスや細菌を吸い込んでも感染する可能性があります。

中学生以下の子供に多くみられる非定型肺炎の代表的なマイコプラズマは、感染力が強いと言われている肺炎の原因となる病原微生物です。小学校や幼稚園では子供同士の接触も多く、どうしても感染が拡大しやすくなってしまいます。

肺炎球菌は、常在菌で普段から体内にいますが、免疫力が落ちると肺炎となって発症します。小さな子供は特にかかりやすいとされる肺炎のひとつです。


うつる肺炎の予防について

うつる肺炎は病原微生物を体の中に取り込むことによって感染拡大していくため、予防では手洗い、うがいが基本となります。

マスクを正しく装着することも予防につながりますが、小さな子供ではマスク自体を嫌がったり、遊んでいるうちに正しく装着できなくなったりするため、予防効果は低めです。

小学校や幼稚園での肺炎の流行がみられる時は、手洗い、うがいをいつも以上にしっかりと行うように指導しましょう。

また、室内が乾燥していると病原微生物がのどにつきやすい環境が整ってしまいます。湿度を50パーセント以上に保ったり、こまめに水分で喉をうるおしたりすることによって、病原微生物から体を守ることにつながります。

細菌性肺炎の代表的な原因菌である肺炎球菌については、ワクチン接種も開始されています。肺炎球菌ワクチンは生後2か月から接種することができます。6歳以上では子供用の肺炎球菌ワクチンを接種することができなくなりますので、できるだけ早めに接種を完了するようにしましょう。


肺炎になった後の登園、登校について

肺炎のうち、マイコプラズマ肺炎については学校保健法の第三種その他の感染症に分類されていますが、明確な登園、登校再開日数などは記載されていません。大流行が懸念される場合は、幼稚園長、学校長などの判断によって出席停止となることもあります。

肺炎で入院し、症状の改善がみられて退院となってもすぐに登園、登校するのは避ける方が良いでしょう。入院すると運動する機会が激減しますので、子供の体力は著しく落ちてしまいます。しばらくは自宅療養して様子を見るようにしましょう。

登園や登校についての基準や考え方は、地域によっても異なります。発熱や咳などの肺炎特有の症状が落ち着いてきたら、かかりつけの小児科医に登園、登校の許可をもらうようにすると安心です。

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まとめ

小さな子供は特に気を付けたいうつる肺炎
肺炎の種類
うつる肺炎とうつらない肺炎
肺炎の感染ルート
うつる肺炎の予防について
肺炎になった後の登園、登校について

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