肺炎になってしまうと、なかなか食事や民間療法での回復は難しく、医療機関での治療を優先させる事が重要です。子供の場合肺炎になってしまうと最悪、死に至ってしまう事もありますので、可能な限り肺炎にならないように初めから予防する事が子供を守る事に繋がります。
肺炎 の予防には免疫力を高め細菌やウイルスに負けない体を作る必要があります。その為には日々の 食事 内容を考えなければなりません。免疫力を高める栄養素を食事から毎日コツコツと取り入れ病気に負けない体を作りましょう。
肺炎は食事による予防が肝心。子供の頃から積極的にとりたい栄養素
病気に打ち勝つ食材選び
肺炎に対し、抵抗力を高め、肺炎を予防する事に有効な食材は、ジャガイモや卵、また、牛乳などの乳製品、さらには人参、カボチャ、青菜等βカロテンを多く含む野菜が適しいています。
冬至にかぼちゃを食べて風邪を予防するといった昔からの風習がありますが、実はこの様な風習で伝えられている食材は非常に理にかなっていて、免疫力を高め病気を予防するといった事に大きく貢献します。
季節によって体に取り入れるとよい食材が多く日本では伝えられています。それら一つ一つが季節の病気に対して、免疫力を高める事に一役かっている食材です。
ですので、今何を多く体に取り入れたらよいのだろうと、迷ったならば、今の旬の食材を沢山食事にとりいれると意識しておけば、深く食材の栄養素を考えなくても、免疫力の向上に役立つ食材は外さず選択できます。
レクチン
豆やジャガイモに多く含まれる栄養素です。レクチンはそれ自体が体の免疫抗体と似たような働きをする為、免疫と共に細菌と闘ってくれます。いわば免疫の援軍となるわけです。細菌に対し効果を発揮します。
細菌性の肺炎を予防するには、沢山取り入れる事をお勧めします。食欲が低下した時も、豆腐やジャガイモスープなら摂取しやすくなります。
ラクトフェリン
牛乳などの乳製品に多く含まれるラクトフェリンは抗菌作用を発揮します。細菌や微生物の動きを鈍らせ炎症を抑える働きが期待されます。
また、乳製品にはラクトペルオキシターゼというものも多く含まれており、これも細菌の増殖を防いでくれます。
アイスやケーキなどに使われている乳製品やチーズなどにも含まれますので、食欲が無い時や子供などにはあえてご飯ではなく、アイスやケーキでも構いません。カロリーも同時にとれますので、治療中に摂取する場合はアイスやケーキなどでも食事は問題ありません。
β―カロテン
人参、カボチャ等いわゆる緑黄色野菜に多く含まれる栄養素です。β―カロテンは免疫力を強くしてくれます。緑黄色野菜は油と共に加熱するとビタミンAとなって体に作用します。
生で食べられるものは生で、加熱が必要な場合は油を使って調理すると免疫力の向上を助ける栄養素の摂取が行えます。
使う油もひまわり油等ビタミンEを多く含むものを使ってみると、さらに効果的に免疫力の向上を図る事が出来ます。人間にとって油は必要不可欠なものです。過度に避け無いようにしてください。
ビタミンA
ビタミンAは目に良いといったイメージもありますが、実は体の粘膜を強くしてくれる作用もあります。粘膜が強いという事は、ウイルスや細菌の侵入をその場で防いでくれることに役立ちますので、肺や呼吸器系の炎症に強い体になっていきます。
ビタミンAはレバーに多く含まれていますが、なかなか子供は食べたがらない事も多い食材です。そのような時はカボチャや銀ダラ、ニラ、ホウレンソウ、人参、のりにも含まれますので、餃子やカボチャスープ、つくだ煮のりご飯等であれば沢山摂取する事が出来ます。
ビタミンC
炎症を起こした肺粘膜の修復を行ってくれるものがビタミンCです。果物に多く含まれますが、薬の服用中はグレープフルーツを避けるようにしてください。薬の効能が変わってしまう事があります。
ビタミンB1
傷ついた細胞の修復を担う栄養素です。風邪や肺炎を患っていなくとも人の細胞は日々傷つき修復を繰り返していますので、毎日取り入れたい栄養素です。
また、ビタミンB1には神経細胞や筋肉の働きを円滑に保つ働きもある為、積極的に取り入れ、体全体の機能を高め体力の増進を図る効果もありますので、子供の成長にも欠かせません。
ビタミンB1を多く含む食品は豚肉です。ロースなどは脂身を切り落としてから調理するなどして健康的に取り入れましょう。
ビタミンE
体の全細胞を丈夫にしてくれる栄養素です。細胞壁が丈夫になると、菌やウイルスだけでなく多くの汚染物質の侵入をブロックしてくれます。老化防止にも役立つ栄養素ですので、子供だけでなく大人も積極的に取り入れましょう。
ビタミンEはナッツ類に多く含まれます。おやつにミックスナッツを取り入れると手軽に摂取できてお勧めです。ただし、子供の場合アレルギーも起こし易い食品でもありますので、食べる前にしっかりと確認をおこなってください。
まとめ
肺炎は食事による予防が肝心。子供の頃から積極的にとりたい栄養素
病気に打ち勝つ食材選び
レクチン
ラクトフェリン
β―カロテン
ビタミンA
ビタミンC
ビタミンB1
ビタミンE