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免疫機能の未熟な子どもが罹りやすい肺炎とその期間

rose

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haien kikan

ウイルスや細菌性の風邪を引いた場合、その症状は3日ほどで治ります。しかし、子どもはそれらの病原体を排除する免疫機能が未熟なため、二次感染を引き起こしやすい傾向があります。

風邪よりも 期間 が長く、高熱や激しい咳が続く場合、 肺炎 を疑う必要があります。


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免疫機能の未熟な子どもが罹りやすい肺炎とその期間


- 目次 -

  • 肺炎になるメカニズム
  • 肺炎の種類
  • ウイルス性の治療法と期間
  • 細菌性の治療と期間
  • マイコプラズマ肺炎の治療と期間

肺炎になるメカニズム

通常、私たちの身体にウイルスや細菌が侵入すると、鼻毛、鼻や喉の粘膜でそれらの病原体をブロックします。そこからさらに侵入して気管にまで入ると、咳で外に排出しようとします。

それでもしぶとく残った病原体には、気管支に生えている腺毛が1秒間に15回という驚異の速さで動くことによりそれらを外部へと排出するのです。このように私たちには、外部から侵入した病原体から身体を守る機能が備わっているのです。

防御機能をかいくぐり上気道から下気道へと侵入し、さらに肺まで至った病原体が感染すると肺に炎症が起こります。たいてい風邪などをこじらせることから肺炎になることが多いですが、風邪による体力低下やストレスなどで免疫力が落ちている時は、感染症を罹りやすい傾向にあります。


肺炎の種類

肺炎には「肺胞性肺炎」、「間質性肺炎」、「過敏性肺炎」があります。

「肺胞性肺炎」は子どもが最も罹りやすい肺炎で、細菌やウイルスにより肺にある肺胞が炎症を起こしている状態にあります。

「間質性肺炎」は、何らかの原因により細胞壁や肺胞などを支持する間質が炎症を起こす疾患です。

「過敏性肺炎」は、他の肺炎とはメカニズムが違います。カビなどの有機物や化学物質を繰り返し肺に取り込んでいるうちに、肺がアレルギー反応を示し出し、炎症を起こす疾患です。夏型過敏性肺炎もこの1つになります。

子どもに多い「肺胞性肺炎」は病原体により細菌性肺炎、ウイルス性肺炎、マイコプラズマ肺炎の3つに分類されています。しかし、ウイルス性により発症後、細菌感染する混合型もあり、原因解明が難しい場合もあります。


ウイルス性の治療法と期間

子どもか罹りやすい肺胞性肺炎のうち、ウイルス性肺炎は主な病原体がRSウイルス、パラインフルエンザウイルス、アデノウイルス、麻疹ウイルスなどで、比較的症状が軽いため自宅療養で治療します。

RSウイルスやパラインフルエンザウイルスは風邪のような軽い症状で済むことが多いですが、アデノウイルスの場合は型によっては重症化し、合併症を引き起こすこともあります。

麻疹ウイルスは罹ると命の危険性が病気ではありますが、ワクチンを摂取することで予防できます。

しかし、この病原体によるウイルス性肺炎を引き起こした場合、細菌による二次感染で混合型の肺炎を引き起こしやすい傾向があります。治療法としては、対処療法がメインになりますが、二次感染を防ぐために抗生物質が処方されることもあります。治療期間は約1週間程になります。


細菌性の治療と期間

細菌性肺炎は病原体として肺炎球菌が最も多く、次いでインフルエンザ菌、黄色ぶどう球菌が多くなります。症状が悪化しやすいために入院するケースもあります。症状は病原体によりさまざまではありますが、全体的に痰が絡んだ咳や高熱、食欲不振などがみられます。

治療法としては抗生物質を使いながら、症状に合わせて対処療法も合わせて行います。どの病原体でも、乳幼児が患うと命の危険性もある病気なので、ワクチンで防げる病原体にはワクチン摂取を怠らないことが大切です。期間は1週間~2週間程度になります。


マイコプラズマ肺炎の治療と期間

この病原体は飛沫感染により2~3週間の潜伏期間を経て発症します。症状としては、子どもの場合、高熱を伴うこともありますが、およそ3日で下ります。しかし、この病原体の特徴として長引く咳があり、長いと数週間続くこともあります。合わせて頭痛や倦怠感を伴います。

比較的症状が軽いので、通院での治療が可能ですが、場合によっては入院もあり得ます。治療は抗生物質で行いますが、通常の細菌性の病原体に対して処方される抗生物質では効果がないことから、別の抗生物質を使用します。

中には耐性を持った病原体も存在することから発症している病原体に一番有効な抗生物質を使用します。期間は通院、入院共に1週間程度になります。

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まとめ

免疫機能の未熟な子どもが罹りやすい肺炎とその期間
肺炎になるメカニズム
肺炎の種類
ウイルス性の治療法と期間
細菌性の治療と期間
マイコプラズマ肺炎の治療と期間

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