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子供の歯ぎしりは放置でもよい?それとも治療が必要?(後編)

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hagishiri chiryou

「子供の歯ぎしりは放置でもよい?それとも治療が必要?(前編)」では、子供の歯ぎしりのメカニズムをご紹介いたしました。後編では、 治療 が必要となる 歯ぎしり とその治療法についてご紹介いたします。


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子供の歯ぎしりは放置でもよい?それとも治療が必要?(後編)


- 目次 -

  • 歯ぎしりが与える影響とは?
  • 歯ぎしりが原因で必要となる治療とは?

歯ぎしりが与える影響とは?

毎晩激しい歯ぎしりがある場合、顎への過剰な負担がかかり顎の痛みがでたり、歯が過度にすり減るなどの症状がでてきます。また歯に直接的な影響がなくても、睡眠障害という形で影響する場合もあります。

歯ぎしりは眠りが浅いレム睡眠時に発生すると考えがちですが、それは間違いで、ノンレム睡眠時に発生することがほとんどだそうです。通常ノンレム睡眠時には脳の働きや体は休息し深い眠りに入っている状態にあります。

歯ぎしりはこの深い眠りであるノンレム睡眠時から、浅い眠りであるレム睡眠に移行する途中で発生しやすいと考えられています。しかし長い期間続く歯ぎしりは体や脳への負担は大きくなります。

睡眠時歯ぎしりが毎晩発生することで脳の休息が取れず、歯と顎への強い力みという刺激運動で体への負担も大きく、慢性的な睡眠不足のような状態となり、起床しても常に体の疲れが取れていない状態が続いてしまいます。

また睡眠時は成長ホルモンが分泌される時間です。成長ホルモンとは骨・筋肉・脳の発達、さまざまな臓器での新陳代謝の促進、免疫機能の強化、生殖機能の安定、脂肪量の安定など身体共に成長するための重要なホルモンで、思春期の分泌量はもっとも多くなります。

そのため子供のころに、毎晩激しい歯ぎしりが続く場合は、満足な睡眠がとれず、体と脳の成長にも悪影響を与えてしまう可能性もあります。そして過度な歯ぎしりは歯が欠けてしまう、歯が折れる、顎関節症、歯周病、知覚過敏など大きな影響をももたらせます。

歯ぎしりによって歯並びへの影響、歯のすり減り、顎の痛み、過度な睡眠不足などがみられる場合は、一度きちんと歯医者に相談したうえで歯ぎしり改善のための治療をおこなったほうが良いでしょう。


歯ぎしりが原因で必要となる治療とは?

一般的に歯ぎしりは小学校低学年ごろになるとなくなってくるといわれていますが、もし続くような場合は、成長過程としての行動ではなく、何らかの歯の異常による無意識な行動と疑ったほうが良いかもしれません。

もし歯並びや歯の矯正をおこなうためは専門的治療をおこなっている審美歯科、あるいは矯正歯科が良いかもしれません。歯ぎしりの治療として一般的なものはマウスピースです。

歯ぎしりによる歯のこすれ、圧力を防止するためだけでなく、歯並びなどによる矯正をおこなう場合に使用されています。患者それぞれの歯型を取って、歯全体にすっぽりとかぶせるタイプのものです。

歯ぎしりが歯自体に問題があった場合の矯正ではワイヤーでおこなうものが主流でしたが、口を開くごとにワイヤーが見えてしまい矯正状態があからざまであるため抵抗があるといった意見も多数あります。

そこで近年では世界中で400万人以上の治療でも使用されたというインビザラインという透明の薄いプラスチック製のマウスピースを使用する歯科も増えているようです。透明のもののため人目を気にせず矯正ができることで人気が出てきているようです。

ただしインビザラインでの矯正では部分的な矯正でも30万円前後、一般的には70万から90万程度かかる病院もあるかなり高額な治療となります。

また成長期の場合、歯や顎の成長も著しいため、数週間ごとに新しいものに交換する必要があるなどの問題もあります。このように歯並びなど歯自体に問題がある場合の歯ぎしり改善にはかなりの高額がかかることが予想されます。

一方、歯自体の問題がないと思われる場合、市販されているものマウスガードもあります。歯全体にはめ込むようなタイプのマウスピースに対し、マウスガードは前歯と奥歯の2点、あるいは3点で歯をこすり合わせを防ぐものです。

本体をお湯につけることで柔らかくなり、それを噛むことで自分の歯型に成形されるというタイプと、歯型をとる必要がない簡易的なものもあります。価格も1,000円から2,000円程度となっているものが多いです。

かなりの圧力で歯ぎしりをしている場合、市販のマウスガードはすり減りが激しくなる可能性があるため消耗品と考えたうえで使用することをお勧めします。

しかし子供もストレスが原因で歯ぎしりをする場合もあります。入園や入学のころなど急激な環境の変化、そして集団生活の中での適応をするためのストレスが無意識の歯ぎしりという形ででてしまうのです。

もし子供の落ち込みに気づいた場合は、積極的に子どもとのコミュニケーションを増やし、できる限りストレスを解消してあげることで自然と歯ぎしりが治まることもあります。

歯ぎしりの原因はさまざまです。親たちのケアで治るものもあれば、歯科医による治療が必要なものもあります。親としては就寝時のこととはいえ放置せず、どのようなケアが必要となるか気を配ってあげることが重要です。

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まとめ

子供の歯ぎしりは放置でもよい?それとも治療が必要?(後編)
歯ぎしりが与える影響とは?
歯ぎしりが原因で必要となる治療とは?

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