「子供の誤嚥性肺炎の症状と予防策とは?(前編)」では、誤嚥性肺炎にならないためにどうしたらよいのかご紹介しました。後編では、食べ物以外により 誤嚥性 肺炎 を引き起こす場合や誤嚥性肺炎を引き起こしてしまった場合の処置方法についてご紹介致します。
子供の誤嚥性肺炎の症状と予防策とは?(後編)
食事中や食後以外で誤嚥しやすい状況とは?
母乳やミルクを飲んでいる時期の赤ちゃんの場合ミルクを飲み終わった後咳込む時があります。すぐ治まる場合は特に心配ありません。しかし痰がからんだ咳が長く続く場合は誤嚥の可能性が疑われるため病院で診てもらうことをお勧めします。
この状態を放置すると誤嚥したものが気管で細菌感染し高熱が出て激しい咳が長く続くようになる場合があります。この症状は誤嚥性肺炎が考えられます。
また夜中の授乳はママにとって非常につらいものです。赤ちゃんがオッパイを飲み終わり寝入り始めるとママももうろうとした状態ですぐ寝付いてしまう事が多いと思います。多くのママたちは激しい眠気から赤ちゃんにきちんとゲップをさせないまま寝かせてしまうことが多々あると思います。
ゲップをさせないまま寝かせてしまう事で何かの拍子でゲップが出て一緒に母乳がはき出され咳込んだりすることで誤嚥してしまう場合がありますので夜中の授乳後は十分注意が必要です。
子供の場合眠っている時も誤嚥で苦しむ様子がないかなど気に掛けるようにしましょう。
誤嚥性肺炎になった際の処置とは?
異物が入っている場合は内視鏡で取り除きます。治療には抗生物質の投与をします。呼吸不全が起きている場合は酸素吸入の必要もあります。重症化して自発呼吸できない場合は人工呼吸が使用されます。一度誤嚥性肺炎を起こした人は繰り返し発症してしまう可能性が高くなります。
しかし治療のために何度も抗生剤を使用すると耐性菌ができてしまい治療が難しくなってしまう事もあります。
一般的な肺炎と違い激しく苦しむ症状が出ない場合があるため軽く考えてしまいがちですが重症化すると死に至る事もあるため子供の食事中や食後また就寝中などは特に注視するようにしましょう。
まとめ
子供の誤嚥性肺炎の症状と予防策とは?(後編)
食事中や食後以外で誤嚥しやすい状況とは?
誤嚥性肺炎になった際の処置とは?