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小児顔面麻痺の気になる原因と症状に対する治療法

hoshi

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ganmenshinkeimahi chiryou

顔面麻痺には脳から顔面神経への伝達障害を「核性麻痺」と顔面神経自体による障害を「末梢性顔面神経麻痺」があります。子供に多い顔面麻痺はベル麻痺といいます。

ここでは突発的に発症する子供の 顔面麻痺 の原因や症状、 治療 方法を詳しく説明します。


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小児顔面麻痺の気になる原因と症状に対する治療法


- 目次 -

  • 顔面神経麻痺とは
  • 子供に多いベル麻痺(突発性顔面麻痺)とは
  • 原因となる病気
  • 治療法(投薬、外科治療編)
  • 自分にできる回復の手助け

顔面神経麻痺とは

顔面麻痺とは急性、亜急性に発症する顔面筋肉の運動麻痺です。原因の疾患が明らかな症候性顔面麻痺と原因不明の特発性顔面麻痺とあります。

原因となる疾患で多いのはヘルペスウイルス感染症です。以前に口唇ヘルペスを発症した方が突然に顔面神経麻痺を発症します。

他にも腫瘍(ガン)や代謝異常が原因で発症することもあります。

大人と子供の顔面麻痺の原因は必ずしも同じではありません。子供では水痘や帯状疱疹ウイルスが原因疾患の場合は治療方法か変わります。血液検査で水痘、帯状疱疹ウイルス感染の有無を確認します。


子供に多いベル麻痺(突発性顔面麻痺)とは

ベル麻痺は第7脳神経(顔面神経)の機能不全で顔片側の筋肉が突然の低下や麻痺をおこす病気です。顔面神経は顔の筋肉を動かし唾液腺と涙腺を刺激すると舌の前部分で味覚を感じる神経です。

ベル麻痺は単純ヘルペス感染から起こり最初は耳の後ろに痛みが発症その後に顔片側の筋力低下や完全麻痺がおこります。

神経の腫れを抑えるコルチコステロイド薬を使用することがありますがほとんどの人は治療をしなくても数ヶ月以内に回復する病気です。

ベル麻痺は子供の人口10万人に2~3人の頻度で発症します。原因は口のヘルペス感染を引き起こす単純ヘルペス1型の場合もありますが原因不明の場合もあります。

環境ストレスやアレルギー、局所浮腫やウイルス感染も考えら抜歯後に発症することもあるようです。


原因となる病気

子供の顔面麻痺をおこす希な病気では脳腫瘍や感染症、頭蓋骨骨折などがあります。

症状はベル麻痺とは違い症状のあらわれ方も遅いのでベル麻痺とは区別がつきます。これらの病気は病歴とX検査、MRIまたはCT検査の結果でわかります。

ライム病の確認するために血液検査やサルコイドーシスの確認で血液と胸部X線検査をすることもあります。


治療法(投薬、外科治療編)

子供に多いベル麻痺の60%以上は治療をしなくても完治すると言われています。

しかし基本的治療法は薬物療法でステロイドを使用します。ステロイドは早期に治療を始めず症状が出て長時間経過後の使用では効果が低いことが心配されています。実際には症状を放置せずステロイド治療を始める病院も多いです。

薬物療法として炎症や神経浮腫をとるためステロイドを使用します。短期間の治療なので副作用は少なく過剰に心配する必要はありません。

それ以外にニコチン酸やヒスタミン、パパベリンという血管拡張剤を神経再生に必要なビタミン12を使用します。

顔面の症状で目を閉じることができなくなると眼球が乾燥します。目の損傷を防ぐために人口涙腺液を使用し帯状疱疹ウイルスが原因の場合は抗ウイルス薬を使います。

内科的な治療でも神経が圧迫されると顔面神経が通る部分の骨を開けて顔面神経が骨の中で圧迫されないよう手術をすることがあります。

核性麻痺では脳腫瘍が原因の多くを占め脳腫瘍に対する外科治療や放射線治療、化学療法が行われますがベル麻痺では行うことはありません。


自分にできる回復の手助け

顔面麻痺の時に回復を助ける目的として自分でできることがあります。しても良いことと悪いことがあるので注意が必要です。

手の指先や手のひらを使い顔面の皮膚と筋肉を数分マッサージします。マッサージは動かなくなった筋肉を解し硬直を防ぐためと刺激を与え萎縮することを防ぐためです。1日に数回します。あまり広い範囲を同時にするのは避けてください。

筋肉の運動がなくなると血流がわるくなります。温めたタオルで麻痺したところを温め血液循環をよくします。

顔面の動きが戻り始めたら顔面運動を開始します。額のシワ寄せ、目を大きく開く、目を軽く閉じる、瞬きをする、口を「へ」の字に曲げるなど鏡をみながら運動します。軽くゆっくり動かします。力いっぱい頬を膨らませたりなどはよくありません。

日常生活でも喋る、食事、目を大きく開くことを意識します。目を閉じるときは意識して口を動かさないよう気をつけます。目と口が無意識で一緒に動く後遺症を予防するためです。

リハビリは顔面全体を動かす刺激療法はしません。目なら目、口なら口だけを部分的にマッサージしたり動かしたりします。

高度の麻痺がある時は過度に顔面全体の同時マッサージや美容器具でも知られている低周波マッサージ器を利用し強制的に筋肉に刺激を与えると後遺症が重くなり病的共同運動が悪化する可能性があります。

慌てても麻痺はすぐに治るものではありません。時間をかけてゆっくり顔面の部分マッサージをして回復を待ちます。

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まとめ

小児顔面麻痺の気になる原因と症状に対する治療法
顔面麻痺とは
子供に多いベル麻痺(突発性顔面麻痺)とは
原因となる病気
治療法(投薬、外科治療編)
自分にできる回復の手助け

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