フッ素塗布 とは、正しくはフッ化物塗布と言います。あくまでもフッ素塗布は、虫歯にならないのではなく、虫歯になりにくくする治療法の1つである事を認識しておく必要があります。
それでは、どのような効果があるのか注意して、確認してみましょう。
あなたは定期的にフッ素塗布をすべき派?それともしない派?
選択できます!フッ素塗布は歯医者さんでも自宅でも可能です
医療機関で受けるもの・市販で歯磨粉剤等に含まれるフッ素の量が違う事は知っておくべきです。当然医療機関で受ける物の方が、フッ素量が多いです。虫歯になりにくくする効果は認められます。個人差はありますが、1年に2~4回を継続するのが望ましいようです。
フッ素塗布の方法・種類
フッ素塗布は下記の3つの方法があります。
歯面塗布法
綿棒や歯ブラシでフッ化物を塗る最も一般的な方法です。
トレー法
トレー(マウスピース)にフッ化物を入れたものを口にくわえる方法です。上あごと下あごに分けて各4分前後フッ素を浸み込ませるやり方です。一定時間トレーをくわえることができる子供から、大人まで受けられる方法です。
イオン導入法
フッ化物を浸した綿や、トレー(マウスピース)にフッ化物を入れたものを口にくわえて、上あごと下あごに分けて各4分前後、人体には感じない程度の弱い電流を流してフッ素を浸み込ませる方法です。
自宅でお手軽に始めるとしたら歯面フッ素塗布になりますが、フッ素ジェルが苦手ならば、家庭用のフッ素洗口という選択肢もあります。どの方法を選ぶとしても、お口の中はいつも清潔にしてあげる事が大事です。
日常生活でできるお口のケア
嗜好品の摂取が多くなればなるほど、それだけ口の中は汚れるので、小さい子供ならばなおさら大人が面倒をみてあげなければなりません。カップにお茶等の茶渋が付くように、歯にも当然同じ現象が起きているのです。
歯磨き粉の使用を嫌う方がおられますが、その理由として、「研磨剤が歯を削るからイヤダ」と言う意見が多いようです。しかしすべてを否定せず、程度の問題だと考えた方が良いと思われます。歯磨き粉を少しつけてあげるだけでも、汚れはきれいに落とせます。
1日3回毎回つけなくても、夜だけつけるといった工夫をすれば、虫歯になりにくいきれいな歯でいられる良い環境を作ってあげられます。あくまでも基本は、歯ブラシ・口腔衛生が一番大切である事は忘れないで欲しいです。その上で、フッ素塗布に取り組む姿勢がベストであると言えます。
参考までに、他にも歯科医院でできる虫歯になりにくくする処置として、シーラントというものがあります。シーラントは、奥歯の溝にプラスチックを埋めて虫歯予防法する方法のことです。
フッ素塗布の効果を確認した上で
最近よく学校から標語のように、「早寝・早起き・朝ごはん」を示したお便りがよく配布されてきます。
子供だけの問題でなく、家庭でもぜひ実践して欲しいという強い要望傾向が感じられます。
ある意味、子供の日常生活で身について欲しい習慣である事は確かです。それは同じ主旨で、きれいな歯で大人の階段を登って行って欲しいと親なら誰もが思うものです。
歯ブラシも生活習慣のひとつです。身についてしまえば、何ともないことなのです。そこに行くまでが大変だから、親は苦労するのだと思います。そんな大切な生活習慣を身につけた上で、フッ素塗布するとより一層効果が期待できると言っても過言ではありません。
子供の歯をきれいに保つ為にも、フッ素塗布を始めてみることをお勧めします。
まとめ
あなたは定期的にフッ素塗布をすべき派?それともしない派?
選択できます!フッ素塗布は歯医者さんでも自宅でも可能です
フッ素塗布の方法・種類
日常生活でできるお口のケア
フッ素塗布の効果を確認した上で