おなかが痛いと子供が言ってくることがあります。ここでは 腹痛 の 対処 法について示します。まずトイレに行ったかどうか聞いてみます。左わき腹の痛みはその可能性があります。
おなかのぐあい、食事などを思い出します。腸炎なども多いです。腹痛が右わき腹に痛みが集まるときには虫垂炎を疑います。
早めによくする|子供の腹痛の対処法
子供の腹痛
子供がおなかが痛いとうったえることがあります。その時にはまずトイレに行ったかどうかたずねてみましょう。その場合には周期的に痛みが繰り返すことがあります。トイレにいき便通があると痛みは治まることが多いです。
みぞおちあたりからその周囲の痛みでは食あたりをしていないか、食事の量や何を食べたか思い出してみます。ほかの家族は何ともないかも調べてみます。食べすぎや飲み過ぎにともない胃や腸が荒れていることも考えられます。
ウイルスによる腸炎
またウイルス感染による腸炎のことがあります。この場合には腹痛のほかに吐き気や下痢をすることがあります。また熱を出すこともあります。熱は下痢が治まればしばらくすると下がってきます。
症状がおさまるまでに数日かかることがあります。激しい下痢をともないますので脱水症などに注意します。この場合には病院を訪れて症状を緩和する治療を受けるとよいでしょう。その場合にはしばらく胃腸に負担のかからない食事にしたほうがいいです。
またノロウイルスや腸炎ビブリオなどによる感染症も同様の症状が起こることがあります。この場合にはそうしたウイルスなどの感染が治まることで下痢や痛みはやわらぎます。
虫垂炎のときの痛み
最初はへそのまわりに痛みが断続的にあり、少しずつ右のわき腹から下腹部にかけて痛みが集中するときがあります。このとき吐き気をともなうことがあります。痛みは長期間つづくこともあります。
この場合には病院を訪れます。虫垂炎の可能性があるからです。最近は炎症の程度が低いときには、炎症を抑える薬が痛み止めとともに処方されることが多くなりました。
しかし炎症が治まらない、炎症から腹膜炎をおこしかけているといったときには、虫垂を切除する手術を行います。
腸重積のとき
2歳以下の小さな子供で起こる症状として腸に腸の一部が入り込んでしまう腸重積を起こしてしまうことがあります。この場合にも痛みが断続的に起こることがあります。
腸の周囲のリンパ節の炎症にともなう腸の運動のバランスのくずれが原因とされています。上記の腸へのウイルス感染によりこうした部分のリンパ節を腫らすことがあります。
とくにまだ話がじゅうぶんにできない乳幼児の場合には不機嫌であったり、ふだんとは違う泣き方をしたりします。体をつっぱっていたがることもあります。いつもと様子が違うと感じたときには病院で診てもらうようにしましょう。
とくに乳幼児の場合に、おなかの風邪が原因となって腸重積を起こすことがあります。したがって風邪のはやる時期に多いとされています。腸が重積したままでは対処が遅れると腸の組織が壊死してしまうことがありますので、油断しないようにします。
心因性の腹痛
子供はなかなか自分の気持ちを保護者などに伝えることが上手にできません。それでうまく伝えられないことからストレスになってしまうことがあります。そうしたときにおなかが痛いとうったえることがあります。
病院で胃腸を検査しても何も異常が見つからない場合があります。こうした腹痛は心因性のものの可能性があります。子供がいやがっていることとの関連が見つかったときには、それとなく対処してやると腹痛がおさまることがあります。
同様に心因性の場合には腹痛だけではなく、頭が痛いなどと体のちがう部分の症状をうったえる場合があります。
まとめ
早めによくする|子供の腹痛の対処法
子供の腹痛
ウイルスによる腸炎
虫垂炎のときの痛み
腸重積のとき