子供の鼻水は軽い風邪だと判断してしまいがちです。いつまで経っても鼻づまりや鼻風邪症状が治まらない、痰のからんだ咳を伴っているなどは副鼻腔炎の可能性があります。
小児の 副鼻腔炎 の 症状 を知り、小児科ではなく耳鼻咽喉科を受診することをお勧めします。
子供のイライラは副鼻腔炎の可能性も 小児副鼻腔炎の症状は
小児副鼻腔炎のサイン症状
大人でも鼻風邪は厄介なものです。特に鼻がつまると苦しく、症状が長引けば長引くほど、早く解放されたい。そういう気持ちになります。これは大人に限らず、お子さんでも同じことです。
お子さんの場合、年代にもよりますが、自分の症状を親御さんへうまく伝えることができません。親御さん自身も鼻風邪ならば…と近所のかかりつけの小児科を受診、安心してしまいがちです。
お子さんの鼻風邪症状が長引けば長引くほど、お子さんの生活に支障が出てきます。鼻づまりにより口で呼吸することが多くなり、睡眠不足になったり、イライラしたり、発育や集中力にも影響することもあります。
たかが鼻風邪と安易に考えず、お子さんの鼻風邪のサインをきちんと見極め、早めに対処することが大切です。
2週間以上経ってもお子さんの鼻風邪がなかなか治らない。そんなサイン症状がある時は「副鼻腔炎」を疑ってみてもよいと思います。
小児副鼻腔炎の症状チェック
副鼻腔炎の代表的な症状は鼻づまり症状です。鼻づまりの症状があることで、呼吸をする際、口で呼吸をすることになります。口呼吸により睡眠不足になったり、イライラし、集中力にも影響が出てしまうことがあります。
乳児期のお子さんでは哺乳がうまくいかず、成長に影響を与えてしまうことがあります。
長引く鼻風邪、鼻づまりの症状がお子さんにある場合は「副鼻腔炎」にかかっているかもしれません。
ご家庭で一度チェックしてみて下さい。
- 口で呼吸をしている(睡眠時も口を開けている)
- イライラ
- いつも眠そうにしている、寝る際はいびきをかく
- 運動をすると息切れしやすい
- においを感じない
- 集中できずに、飽きやすい
- 鼻をすすりたくても、鼻が詰まってすすれない
- 痰がからんだ咳をする
- 黄色い粘着性の鼻水
大人の副鼻腔炎症状と違う小児の副鼻腔炎症状
大人の副鼻腔炎の症状で特徴的なのは顔面の圧迫感や顔面の痛みです。おじぎをした際、額の引き連れ感や目頭の痛みがでることがあります。
しかし、小児の場合、これらの症状が出てくることはほとんどありません。小児は大人に比べ鼻の横側にある副鼻腔が小さいこともあり、軽い風邪やアレルギー性鼻炎でも副鼻腔炎へ移行することがあります。
副鼻腔炎の症状があれば小児科ではなく、耳鼻咽喉科を受診を
お子さんが鼻風邪をひくと小児科を受診する親御さんが大半だと思います。小児科で受診し、薬ももらっているから時期に治ると思いがちです。
軽い風邪やアレルギー性鼻炎から副鼻腔炎へ移行している場合、治療方法が異なってきます。
鼻洗浄やネブライザー療法(薬を霧状にして、直接鼻に吸わせる機械)など専門の治療ができるのは耳鼻咽喉科であり、小児科よりも耳鼻咽喉科の方が副鼻腔炎の治療はスムーズに行われます。
鼻づまりなどの症状が続くことで、お子さんが長く苦しい思いをするだけでなく、異なった治療法で症状を悪化させてしまうこともあります。また、早目の治療をすることで、慢性化になることを防ぐこともできます。
長引くような鼻風邪症状がある際は、小児科ではなく耳鼻咽喉科を受診することをお勧めします。
まとめ
長引く鼻風邪は副鼻腔炎の可能性 小児の副鼻腔炎の症状とは
小児副鼻腔炎のサイン症状
小児副鼻腔炎の症状チェック
大人の副鼻腔炎の症状と違う小児副鼻腔炎の症状
副鼻腔炎の症状があれば小児科ではなく、耳鼻咽喉科を受診を