すでに2,200万人と言われるほどドライアイ人口は年々増加しています。子供もテレビやスマホ、タブレットなどを使うことによる視力低下やドライアイは切実な問題となっています。
子供の コンタクト 装着も珍しくない近年、おすすめの ドライアイ 予防のための 目薬 を調べました。
コンタクト装着時もできるドライアイ予防用おすすめ目薬とは(前編)
ドライアイの原因とは?
今や国民病ともいわれるほど罹患者を増やしているドライアイ。その原因ともいえるパソコンやスマートフォン、タブレットは大人だけのものではなく、子供たちの中にも広く浸透しています。
子供は大人と比べ、好奇心旺盛で吸収力が高いために、使いこなす能力も素晴らしく高いと言えます。幼い世代では今や入園前の子でさえもスマートフォンを使いこなしている姿を目にすることも珍しくありません。
しかし体も未発達の子供にとって目の角膜も成長途中と言えます。幼いころから目を酷使することは視力低下を含めた目のトラブルのリスクを高めることにつながります。
内閣府の携帯電話所有率を調べたところ、「自分専用の携帯電話をもっている」に「家族と一緒に使っている」を合わせると、小学生では約3割、中学生は約5割、高校生では10割近くという回答となりました。
平成21年から平成25年にかけて毎年調査をおこなったところ、一時平成22年度に減少したものの、低学年ほど携帯をもちはじめる割合が毎年増加していて、小学4年生では約4割、小学5年生や小学6年生では約3割強という所有率の結果が出されています。
携帯電話を使い始めた時期に関するの調査でも、小学生からという回答が5割近くを占め、中学生からという回答では8割以上を示しています。それだけ子供たちにとってスマートフォンをはじめとした携帯電話は身近なものになっているのです。
ゲームやインターネットができるスマートフォンは場所を選ばずいつでも使用できます。その便利さがメリットではありますが、容易に使える環境がより一層目に与える負担を大きくしてしまっているのです。
通常平均20回/分程度まばたきをすると言われていますが、パソコンやスマートフォンを見続けていると無意識にまばたきの回数が半分程度減ってしまうという傾向にあります。そのため慢性的な目の乾燥をまねき、結果的にドライアイを発症してしまうのです。
スマートフォンやパソコンなどからだされるブルーライトは目にみることができる可視光線の中で380ナノメートルから495ナノメートルというもっとも波長が短い青色の光線です。
波長が短いほどその光がもつエネルギーは非常に強く、ブルーライトは紫外線(目にみえない光)の次に強いとされています。そのため眼への悪い影響も大きいものとなるのです。近年では眼鏡をかけている幼い子供が多くなりました。
小学生からコンタクトを装着している子もいるそうです。子供がブルーライトを発光しているパソコンやスマートフォンを使用する際は、定期的に目の乾燥を避けるために目薬をさしたり、使用時間を決めて目を休めるルール作りをする必要があるかもしれません。
子供のコンタクトレンズ装着について
子供の目が悪くなってきたことは学校の健康診断や子どもからの「黒板が見えにくくなった」などの訴えによってわかることが多いようです。
最初は眼鏡を装着する人がほとんどですが、目が悪くなり始めた時期が中学生や高校生の場合は、コンタクトレンズの購入も並行して検討することが多いようです。
中学校や高校では体育の授業以外に部活などで体を動かす機会が増えるため、メガネに対する危険性が懸念されることからコンタクトレンズを選択する人が多くなるようです。コンタクトレンズの装着開始可能年齢などは特に設けられていません。
しかし眼球に直接装着するコンタクトレンズは眼鏡とは違う問題点もあります。
(1)コンタクトレンズを入れたり外したりする際、眼を傷つけてしまう可能性が高いという点です。
子供の場合、つけ外しを丁寧、かつ慎重におこなうなどの配慮が難しいために目に傷をつけてしまったり、コンタクトレンズ自体を損傷させてしまう可能性が高くなります。
(2)ドライアイを誘発してしまう可能性が高い点です。うるおいをもたせるために目薬をさすなどを積極的におこなうことができることが理想的です。
しかしコンタクトレンズ装着者が低年齢の場合、そういった目への配慮は気づきにくいために慢性的な酸素供給不足が起こりドライアイを誘発してしまいます。
(3)目の病気を誘発してしまうという点です。既定の装着時間を守らなかったり、定期的な洗浄や消毒をおこなわないことで不衛生となり、結膜炎をはじめとした眼の病気を発症してしまう可能性があります。
コンタクトレンズを初めて装着する場合は、必ず眼科でのさまざまな検査が必要となり、最終的に装着が適しているか否かの判断をしてもらうことになります。
あまり低年齢での装着の場合、コンタクトレンズの管理や目に対する扱いが粗雑になってしまうという可能性が高いため、眼科医も装着の相談がある場合は慎重になる面があるようです。
まとめ
コンタクト装着時もできるドライアイ予防用おすすめ目薬とは(前編)
ドライアイの原因とは?
子供のコンタクトレンズ装着について