昨今、スマホやゲームのやり過ぎが直接的な視力低下の原因にはならないといった論文が発表され始めましたが、目を酷使する事でみられるドライアイを持つ子供は増加傾向にあります。ドライアイはあくまでも病気であるという認識が必要です。
原因が複雑に絡み合っている場合もありますので、対処が遅れると結果的に視力低下につながる事にもなります。 ドライアイ を正しく知り、正しい治療をする為には眼科で診察を受け、眼科で処方される 目薬 を使用するべきです。
子供のドライアイ。目薬は病院処方に限る!
ドライアイ治療は眼下に行くべき!
子供がドライアイを患うと、瞬きが多くなったり、目が充血したりします。その中でも一番わかりやすいサインはやはり、目を手で触る機会が増える事です。子供の場合、体に違和感があるとそこへ手を持って行くことが多く見られますので、他の病気を探る指標にもなります。ドライアイは病気です。
ドライアイという名称から、「目が乾燥しているのだろう」。といった簡単な認識になりがちですが、ドライアイを引き起こす原因は多々あり、また原因が複雑に絡み合っている事もありますので、素人判断では適切な治療ができません。
市販の目薬も膨大な種類があり、それぞれに特徴があります。どの目薬を使っても効果は同じという事はありませんので、正しい原因を知る事が大切です。
その為、子供がドライアイかな?と疑ったならば一度眼科受診をしてください。診察と経過を見ながら治療していく事が一番の解決方法です。
原因
原因がアレルギーということもありますが、原因の6割以上は眼精疲労です。つまり、だれにでも起こる疾患であるという事です。眼精疲労はスマホやゲームによって目を酷使して起こるだけではなく、軽度の斜視や左右の視力の差、屈折率の違う不同視等様々な原因で引き起こされます。
また、子供ではわかりづらいですがストレスもドライアイを引き起こす要因となります。このように、原因がいくつも考えられますのでしっかりと病院で診察してもらわなければ治療に至らないのです。
市販の目薬と病院の目薬
一度病院受診をすると、その後は目薬をもらうためだけに眼科受診する事になります。病院の待ち時間等、拘束時間を考えるとどうしても市販の目薬に頼りたくなるものです。
一度病院で処方された目薬と同じ成分の目薬を薬剤師のいる薬局で選んでもらうと安心ではありますが、実は市販薬と病院処方の目薬には大きな違いが一つあります。それは「防腐剤」です。
病院処方の目薬にも防腐剤は含まれていますが市販薬に含まれる防腐剤の量からすれば微々たるものです。それは使用期限の差からも推察されます。ドライアイの状態の時は涙の量が少ないですので、点眼した際に薬液があまり薄まりません。
その為、防腐剤もダイレクトに目の中に入ってしまい、防腐剤が蓄積されていく事で別の目の病気になってしまう事もあるのです。少し面倒ではありますが、早くドライアイを治すためにも病院でもらう目薬の使用をお勧めします。
黄砂・PM2.5
中国大陸から流れてくる、黄砂やPM2.5といった光化学スモッグ。実はこれらもドライアイを引き起こす原因となります。先日は福岡県でPM2.5が警報レベルを超えました。現在の日本では目には余り見えませんがドライアイを引き起こす要因は外にも沢山あります。
子供には元気に外で遊んでほしいものですが、こういった屋外環境も気にしなければなりません。子供自身では判断できませんので、親が子供の過ごす環境に意識を向け、必要な場合はサングラスや伊達メガネなどで子供の目を保護するといった意識を持つ必要があります。
まとめ
子供のドライアイ。目薬は病院処方に限る!
ドライアイ治療は眼下に行くべき!
原因
市販の目薬と病院の目薬
黄砂・PM2.5