子供の歯が乳歯から永久歯へと生え変わる時期には、歯並びが気になりませんか?ガタガタと出てくる歯、全体的に上の歯が出て見える 出っ歯 など・・・できればキレイな歯並びになってもらいたいと願うのが親心です。
歯並びを 治す 方法について、いろいろと紹介します。
子供の出っ歯はどうやって治す?
子供の歯並びが悪くなる原因になる癖はコレ!
子供の出っ歯の大きな原因の1つのなるのが「指しゃぶり」です。3歳くらいまでの指しゃぶりはいいのですが、5歳を過ぎても指しゃぶりの癖があると出っ歯になりやすくなります。それは、しゃぶっている指によって前歯が押し出されてしまうからです。
また、指を吸うことであごに圧力がかかるため、噛みあわせがずれてしまうことも多々あります。噛みあわせが悪くなると歯並びが悪くなる原因となりますので注意が必要です。
小学生以上の子供の場合には、鉛筆やペンを噛んでしまう癖があれば出っ歯になる可能性が高くなります。指しゃぶりがないから、と油断していると見落としがちな癖です。時々、筆箱の中をチェックして噛み癖があるようであれば止めさせるようにしましょう。
口呼吸をする癖のある子供の場合は、常に口が開いている状態になります。すると舌が上あごを押し広げることがないため、上あごの成長が遅くなります。歯の生え変わりや成長とあごの成長にズレが生じることにより、出っ歯や歯並びの悪さの原因となります。
下唇を噛む癖も出っ歯や歯並びの悪さの原因となります。下唇を噛むことで下の歯は内側へと押され、上の歯は外側へと押されます。ほんの少しの力だと思いがちですが、頻繁に行うことで、歯並びに大きな影響を与えてしまいます。
他にもタオルやシーツを噛む・舌を出す・頬づえをつくなどの癖や硬いものを噛まないという習慣が出っ歯・すきっ歯・歯並びの悪さの原因となります。
自宅でできる出っ歯・歯並び矯正の対策法
出っ歯にならないために、あるいは歯並びがガタガタになってしまわないために、自宅でできる対処法があります。
それは、先ほど紹介した出っ歯や歯並びが悪くなりやすい癖や習慣を止めることです。指しゃぶりや口呼吸を止めて、あごの発達が損なわれないようにすることが大切です。
長引く指しゃぶりも「いつかは治る」と思う方が多いようですが、歯並びを考慮するのであればできるだけ早いうちにきちんと止めさせることが重要です。子供が成長してから矯正を行うと、莫大な時間と費用がかかることになります。
出っ歯・歯並びの悪さを治すための矯正治療とは?
子供の歯並びの悪さは、正しく食べ物を飲み込むことを覚えたり、口の周りの筋肉を使うことを覚えることである程度矯正することができます。そのようなトレーニングをおこなってくれるのが「口腔筋機能療法」です。
出っ歯・歯並びという見た目を治すのではなく、原因となる癖や習慣を取り除いて出っ歯・歯並びの悪さを改善する方法となります。
正しい呼吸法や舌の位置、口を閉じることを学ぶためにはマウスピースを使った矯正が有効です。知らず知らずのうちに歯を食いしばる癖がある子供にもおすすめです。無理な力を口の周りに加えないことで、歯並びを改善することができます。
遺伝的な骨格や成長度の問題で、あごが狭くなっている場合にはトレーニングではなかなか治すことができません。
そのような場合にはあごを広げる矯正装置を使い、あごを広げる治療をおこないます。あごが広くなると、口から鼻に繋がる空洞が広くなり鼻呼吸がしやすくなります。また、舌が正しい位置におさまるため歯並びが改善されやすくなります。
癖の改善、口周りの筋肉トレーニングなどをおこなっても歯並びが改善しない場合は、ブラケットという矯正装置を使って矯正を行います。歯の表面に銀色のパーツと針金のような器具を取りつけ、歯並びを改善します。
まとめ
子供の出っ歯はどうやって治す?
子供の歯並びが悪くなる原因になる癖はコレ!
自宅でできる出っ歯・歯並び矯正の対策法
出っ歯・歯並びの悪さを治すための矯正治療とは?