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日常的に起こり得る打撲の処置法とは?

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daboku syochi

子どもの 打撲 は成長過程にある未熟な身体構造や不安定な関節などの理由により日常的に起こり得る身近な障害です。大人に比べて重症化の危険性があるため、的確な 処置 が必要となります。


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日常的に起こり得る打撲の処置法とは?


- 目次 -

  • 子ども特有の打撲
  • 打撲の症状
  • 危険な部位
  • 注意すべき症状と処置
  • 子どもを取り巻く環境

子ども特有の打撲

子どもは寝返りやお座り、一人歩きなどの成長過程で思わぬアクシデントに遭うことが多々あります。

例えば、寝返りの時期にソファーから転落したり、お座りの時期に倒れてしまったり、一人歩きの時期になると行動範囲も広がるため、小さな怪我から予測もつかないような大きな事故に繋がることもあります。このことから打撲は日常的に起こり得る障害と言っても過言ではありません。

また、子どもの身体は大切な成長過程にあります。大人であれば大した事態に至らなくても、子どもにとっては予期せぬ事態を招く恐れがあります。周囲にいる大人が注意深く見守る必要がありますがいくら注意していても防ぎきれないこともあります。

そこで、打撲についての知識を深め、適切な処置をとれるように備えておく必要があります。


打撲の症状

打撲による障害は打撲傷と呼ばれ、皮下組織や筋肉、軟部組織に損傷を受けている状態にあります。損傷部位は皮下組織と筋肉が中心になることから、全身どこにでも起こり得る障害になります。

損傷を受けた部位は、炎症を起こし、熱感や腫れ、赤みを帯びるなどの症状があらわれます。打撲の度合いにより変わりますが、基本的に打撲による症状は1週間程度で治ると言われています。打撲は腫れが引くと共に痛みも和らぐという特徴があります。

症状が重くても2、3週間程度で回復することから、打撲した際の処置や安静に保つことなどの自然治癒力を高めるケアが大切になります。

しかし、内出血によりできた青みを帯びたアザがなかなか引かない場合は皮膚科の受診が必要となることもあります。また、組織の腫れが神経を圧迫し、知覚異常や麻痺を起こすこともあるため経過観察が大切です。


危険な部位

外傷が軽く、打撲した本人も大した反応を示さない場合、軽く捉われがちですが、実はこの判断が深刻な状況を招き兼ねません。

打撲した際に起こるのが、腫れや熱感など局部の症状、嘔吐や顔色が悪いなどの全身症状、及び、泣くなどの反応がないことや意識がないなどの意識障害の3つになります。

一般的に嘔吐などの全身症状に対して過敏に反応を示す方は多いですが、この3つの中で脳挫傷や頭蓋骨骨折などの危険な状況が起こり得る可能性が最も高いのが局部の症状になり、次いで意識障害がそれらの可能性が高く、全身症状はこの2つに比べると可能性が低いことがわかっています。

また専門医の受診が必要な可能性が高く、特に注意が必要な部位としてあげられるのが、頭部(特に後頭部)、腹部、胸部です。また、尾てい、眉間など身体の中心部の打撲にも注意が必要です。

子どもの場合、大人に比べて頭部の比重が身体よりも大きいため、バランスを崩しやすいことで頭部の打撲は最も起こりやすく、危険を伴う障害と言えます。


注意すべき症状と処置

打撲した場合、その後どのような症状が起こるかの経過観察により処置が変わってきます。

特に子どもは自分の症状を上手く言葉で表現することが難しいことから、周囲の大人がしっかりと状態を把握する必要があります。局部症状が強く、嘔吐や意識障害を伴うなどの症状には特に注意が必要です。

また、腹部打撲は外傷がなくても肝臓や腎臓など臓器が損傷している可能性もあります。頭部の打撲で嘔吐などを伴う場合は、頭蓋内出血などの危険性があり特に注意が必要です。てんかんや脳性麻痺、知的障害などの後遺症が残る可能性もあります。

また、処置法については、打撲部位やその度合いにより変わってきます。

例えば四肢打撲の場合、腫れや変形などがあれば骨折や捻挫の可能性があるため、シーネ固定しての受診が必要となります。或いは、軽症で他の症状を伴わない場合、アイシング療法で局部を冷やすことが有効です。腫れが引いたら温熱療法で局部を温めることで自然治癒力を高めます。

いずれにしても、打撲は経過観察が大切です。軽症と思っていても、実は重度の損傷を受けている可能性もあるのです。


子どもを取り巻く環境

打撲は家庭や公園などの屋外、何処でも起こり得えます。また、年齢と共に行動範囲も広がるため、打撲が起こる場所に必ずしも保護者がいる訳ではありません。家庭内ではリビングが最も可能性が高く、公園や幼稚園などでは遊具で起こる可能性が高まります。

周囲の大人が注意深く見守ることはもちろん大切ですが、知っていれば事前に防ぐことができることもあります。

例えば、遊具で遊ばせる場合、フード付きの服はフード部分が遊具に引っかかり思わぬ事故に繋がる可能性があります。

また、子どもに大人が付き添って遊ぶ場合、その年齢に合ったオモチャや道具を選ぶ必要があります。ハサミなどの刃物は、その危険性を理解できる年齢の子どもでないと安全に使うことができません。

この様に、子どもを取り巻く環境作りは、周囲の大人でしっかり取り組む必要があるのです。

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まとめ

日常的に起こり得る打撲の処置法とは?
子ども特有の打撲
打撲の症状
危険な部位
注意すべき症状と処置
子どもを取り巻く環境

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