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子どもが打撲を負ったらどうしたらいいのでしょう?

shiro

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daboku

子どもは予期せぬ事態で 打撲 を負うことがよくあります。程度の軽いものならばそれほど心配はいりませんが、頭部や腹部などにひどい打撲を負うと命に関わることもあります。適切な対処を知って素早い行動を起こすことが大切です。


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子どもが打撲を負ったらどうしたらいいのでしょう?


- 目次 -

  • 打撲とは
  • 打撲の症状と一般的な対処法
  • 腹部や胸部の打撲
  • 頭部や首の打撲
  • 硬いたんこぶと柔らかいたんこぶ

打撲とは

打撲とは、硬いものに体が打ち付けられたり、飛んできたものなどが体にぶつかったりすることです。また、その時にできる怪我を打撲傷といいます。打ち身と呼ばれることもあります。

子どもの場合、自ら転倒したり、高い場所から転落したりすることで打撲を負うこともあります。また、飛んできたボールをうまくキャッチできなかったり、人に殴られたりしても打撲を負うことがあります。


打撲の症状と一般的な対処法

打撲を負うと、皮下組織の血管が損傷して、内出血を引き起こします。打撲傷の程度が重いと皮膚が赤紫色になり、痣(あざ)ができたり、腫れが見られたりします。同時に痛みも感じるようになります。

腕や足、顔面の下顎部の打撲で痛みがそれほどひどくない場合は、すぐに対処しなくても症状は自然とおさまります。腫れや内出血などがみられるときは、冷湿布や濡らしたタオルなどで冷やすと痛みが和らぎます。

患部を冷却することで、血管が収縮し、内出血をおさえる効果があります。腫れや痛みがおさまってきたら、温湿布を施して血流を改善すると痣が早く消えるという効果がみられます。


腹部や胸部の打撲

ボールなどが強い衝撃で腹部や胸部に当たった際には、手足の打撲とは違って注意が必要です。内出血があり、痣ができていても、筋肉や皮下組織の損傷だけならば、それほど心配することはありません。

ですが、打撲を負った部分がひどく痛んだり、いつもと違うという違和感があったりする時は骨折や内臓損傷などの可能性があります。

あまり痛がっていなくても、悪寒や発熱がみられる場合も体の内部が損傷を受けている可能性があります。夜間でもすぐに整形外科や小児科などの専門機関を受診した方が良いでしょう。


頭部や首の打撲

子どもはどんな時に打撲を負うか予測がつきません。屋内で静かに遊んでいると思っても、ふいに高いチェストの上から飛び降りてみたり、狭い場所に隠れて、出てくる際に頭を強くぶつけたりすることもあります。

また、屋外で遊んでいる時にはさらに衝突や転倒の危険が高まります。交通事故などで頭部や頸部に激しい打撲を負うこともあります。

このような場合の頭部打撲は、致命傷となるような損傷を引き起こしたり、頸椎損傷、脳挫傷といった後遺症を残すような重症となったりすることも少なくありません。

子どもが頭部や頸部に打撲を受けた際に、意識がなくなったり、反応が鈍くなったりしたらすぐに整形外科や小児科などを受診しましょう。痙攣や激しい嘔吐がみられる場合は、救急車を呼んで対応してもらった方がよいでしょう。

打撲の直後、子どもは激しく泣きますので、状況を正確に判断するのが難しい場合もあります。小さな子どもの場合は、落ち着いてきたら呼びかけに反応しているか、目を合わせているかといった点を確認します。

大きなたんこぶができている時は、強い衝撃を受けていることが考えられるので、脳内出血や頭蓋骨骨折などの可能性があります。念のために、検査を受けておく方が安心です。

子どもが打撲を負ったら、一晩は様子をみるようにします。夜中になって急に嘔吐したり、激しく痛がったりすることもありますので、注意して近くで見守るようにしましょう。翌日になって元気になっていれば、あまり心配はいりません。

打撲したところやその周りはしばらく痛むこともありますが、徐々に改善していきます。

中学生や高校生などの大きな子どもの場合は、部活などでひどい打撲を負うことがあります。その日の記憶があいまいになっていたり、打撲前後の状況などが正確に把握できなかったりする場合は脳震盪を起こしている可能性もあります。

脳震盪を起こしている様子がみられる時は、すぐに病院を受診するようにしましょう。


硬いたんこぶと柔らかいたんこぶ

子どもが頭部を打撲した際にたんこぶができることがあります。たんこぶには硬いたんこぶと柔らかいぶよぶよしたたんこぶという二種類があります。

硬いたんこぶは、皮下組織の毛細血管から出血し、皮下組織内でその出血した血液が固まった状態のたんこぶで、正式には皮下血腫と呼ばれます。

ぶよぶよとした柔らかいたんこぶは、正式名称を帽状腱膜下血腫と言います。帽状腱膜とは、頭蓋骨の上を覆っている膜で、頭蓋骨と帽状腱膜の隙間に血腫ができてしまう状態を指し示します。この隙間では血液が固まらずにさらりとしたまま溜まってしまいます。

そのため、帽状腱膜下血腫は触っても柔らかいままの状態なのです。CTで脳内を調べて、異常がなければそのまま放置し、自然治癒を試みるのが一般的です。血腫は時間とともに吸収されていきます。

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まとめ

子どもが打撲を負ったらどうしたらいいのでしょう?
打撲とは
打撲の症状と一般的な対処法
腹部や胸部の打撲
頭部や首の打撲
硬いたんこぶと柔らかいたんこぶ

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