子供が 蓄膿症 になるとその 治療 には根気づよさが必要です。治療そのものは定期的に耳鼻科に通い、鼻の状態をよくするかんたんな治療をおこなうことがおもなものです。
蓄膿症では集中しづらいことがおおく学業への影響が考えられます。地道な治療によりしっかり治していきたいものです。
集中力と関係?早く治したい蓄膿症の治療
なかなか治らない蓄膿症
子供が急性副鼻腔炎になったら1、2週間で治るのがふつうです。ところが副鼻腔の炎症をたびたびくりかえしていると慢性化してしまい、慢性副鼻腔炎つまり蓄膿症にすすんでしまうことがあります。
この状態になるとつねに副鼻腔の粘膜が腫れて、のうが出つづけて副鼻腔の各所にたまってしまいます。こうなるとなかなか治りません。1か月以上にわたりそのまま症状がつづくようになってしまいます。
地道な治療
蓄膿症の治療は地味な治療が長くつづきます。病院を定期的に訪れて鼻の洗浄など状態が改善するようにみちびく治療を中心に行います。
ほぼ同じ治療のくりかえしですので、子供が慣れて自分から治療を受けられるようになるぐらいです。
こうした治療で鼻のとおりがよくなります。しかしそれは一時的であって効果は長つづきしないことが多いです。つぎの治療の機会に同じ治療をふたたびおこなうと鼻のとおりは少しずつではありますが全般的には改善していくでしょう。
蓄膿症の保存療法は比較的地味で、なかなかその効果が目に見えてあらわれるものではありません。そのために途中であきらめたり病院に通わなくなったりしがちです。
鼻中隔側弯症などの鼻の内部の構造にゆがみがある場合、蓄膿症が起こりやすいことが知られています。この場合にはこうしたゆがみを是正する手術による治療がおこなわれることがあります。
どのくらいつづくと蓄膿症か
慢性化のめやすは上に示したようにほぼ副鼻腔炎が3か月以上にわたりつづく状態といえます。いつも鼻水が出つづけている、鼻づまりがつねにあるといった症状が中心になります。頭痛や頭が重い感じがするなどとうったえる人がいます。
蓄膿症の一部は子供のうちに治る場合がありますが、かなりの割合で大人になってもつづくことがあります。副鼻腔炎にかかりますといくつか合併症が起こることがあります。
たとえば、副鼻腔炎にともなうのうがのどの奥をつたって、気管に一部が入ってしまい、気管支炎を起こすことが知られています。熱が出てときに高熱になることがあります。その場合にも鼻の洗浄や消炎剤を用いた治療が行われます。
集中力と蓄膿症
鼻づまりや頭痛、頭が重いといった症状がつづきますから、集中力が低下してしまうことがありがちです。そのほかにもさまざまな症状を示す人がいます。集中力を必要とする学校の授業などに支障が出ることが懸念されます。
治療の機会をのがさず、急性副鼻腔炎をきちんと治すことがたいせつです。慢性化させないことがなによりです。万が一、蓄膿症に進んでしまった場合でも軽くで済むように治療に専念します。
蓄膿症のさまざまな治療法
子供の場合には蓄膿症の治療は保存療法を中心に行います。鼻汁を吸い出し鼻を洗浄します。ときには消炎剤をもちいることがあります。治療に訪れてすぐは鼻のとおりはよくなるのですが、しばらくするとまた鼻がつまってしまいます。
この際にあきらめずに病院を訪れてその治療を受けることがたいせつです。治療を繰り返すことで状態は少しずつですが改善していくはずです。途中で通わなくなってしまうと症状は改善しないまま、より重い状態に進んでしまうことがあります。
保存療法とはべつに手術によりとくに重症の蓄膿症の改善をめざすことがあります。保存療法の効果が思わしくない、あるいはすでに重症化してなかなか改善の見込みがない場合に手術を行うことがあります。
まとめ
集中力と関係?早く治したい蓄膿症の治療
なかなか治らない蓄膿症
地道な治療
どのくらいつづくと蓄膿症か
集中力と蓄膿症