蓄膿症になると鼻水や鼻づまりといった症状が長く続き、治るまでに長期間かかってしまいます。こどもは鼻の通りが大人に比べて狭いので、蓄膿症が続くと毎日の負担が大きくなってしまいます。
今回は子どもが 蓄膿症 になった場合の 治し方 をご紹介いたします。
子どもの蓄膿症に効果的な自宅ケアと治し方
蓄膿症とは
蓄膿症は慢性副鼻腔炎とも言われており、風邪などの細菌が副鼻腔に侵入し炎症を起こすと副鼻腔炎と呼ばれていますが、慢性化したものを蓄膿症と呼びます。子どもの蓄膿症は風邪の症状等が長引くときは気を付けてください。
子どもの蓄膿症の症状は
症状としては鼻水が多くなり鼻づまりが起こります。鼻で呼吸がしにくくなりますので、口呼吸になります。頭痛を訴える事もあります。
蓄膿症の原因について
ウイルスなど
風邪などの症状で鼻づまりや鼻水が起こりますが、症状が長く続いてしまうと風邪のウイルスが副鼻腔に侵入し、副鼻腔の炎症によって蓄膿症を発症してしまうようです。
アレルギー
花粉やダニの死骸やハウスダスト、ペット等のアレルギーによって、くしゃみや鼻水が続き、副鼻腔の炎症が起こり、蓄膿症になってしまうこともあります。
鼻の形状
鼻の形によっては鼻の通りが悪くなり、副鼻腔に炎症が起こりやすいこともあります。
蓄膿症の治療について
小児科や耳鼻科で診察を受けると飲み薬が処方されます。きちんと指示通りに飲んで、症状が緩和されても途中でやめないことが大切です。
蓄膿症で気を付けるべきこと
急性副鼻腔炎の場合は2週間ほどで治ることがほとんどですが、慢性副鼻腔炎である蓄膿症になってしまうと治るまでにかなりの期間がかかります。
また、悪化すると最近が耳や目に影響しますので、中耳炎や目の炎症、髄膜炎を引き起こすこともありますので、治療を自己判断でやめたりしないことが大切です。
風邪の後の蓄膿症は抗生剤があまり効かないこともあるようですが、お医者さんに処方された薬をきちんと服用していきましょう。
子どもの蓄膿症は自然に治ってしまう事も多いようですので、なってしまっても適切な治療や自宅ケアを続けていればあまり心配する必要はないでしょう。
子供の蓄膿症の自宅ケアについて
鼻水をとる
赤ちゃんは自分で鼻をかむことができないため、鼻が詰まっている場合は市販の吸いとり器で鼻水を吸い取ってあげましょう。
風邪をひかないようにする
蓄膿症の原因となる風邪予防も大切です。風邪をひくと鼻水もひどくなりますので、予防のために手洗いやうがい、可能ならマスクを着用します。
栄養をとる
蓄膿症の原因となる菌の増加を抑えるためにはしっかりと栄養をとるようにしましょう。タンパク質やビタミンをしっかりとることで、体の免疫機能を高めましょう。
空気清浄器も効果的
空気中の花粉やハウスダストが原因でアレルギー症状として鼻水や鼻づまりの症状が出ると蓄膿症にはよくありません。空気清浄器は空気中の花粉やハウスダストを減少させ、室内の空気をきれいにしてくれますので、アレルギー症状の改善に効果的なようです。
蓄膿症の予防について
蓄膿症にかかると治るまでに何カ月もかかってしまいます。風邪をひいてしまったら蓄膿症にならないように予防することが大切です。鼻水をこまめに取ってあげたり、鼻をかんで鼻水がたまらないようにケアを続けましょう。
風邪が続くようでしたら、蓄膿症にならないように、お医者さんの薬を飲んで無理をしないようにしましょう。鼻水や鼻づまりが多い時や長引くときは蓄膿症の可能性がありますので、お医者さんに相談をしましょう。
蓄膿症がなおったら
蓄膿症がなおったら一安心ですが、子どもさんが小さい時は、ふたたび蓄膿症にかからないように様子をよく見てあげましょう。症状があればお医者さんに相談をしましょう。
いつもよりもくしゃみや鼻水が多い時や、鼻づまり等で鼻をさわったりして、気にしている場合は様子を注意深くみてあげて下さい。そして、蓄膿症が疑われる場合はお医者さんに相談をしましょう。
早めの対応ならば蓄膿症の治療は短期間で済みますので、あまり放置しない方がよいでしょう。蓄膿症はかかってしまうと治るまでに何カ月もかかってしまいます。風邪の予防を心がけ、しっかりと栄養を摂って体調管理につとめる事が大切です。
まとめ
子どもの蓄膿症に効果的な自宅ケアと治し方
蓄膿症とは
子どもの蓄膿症の症状は
蓄膿症の原因について
蓄膿症の治療について
蓄膿症で気を付けるべきこと
子どもの蓄膿症の自宅ケアについて
蓄膿症の予防について
蓄膿症がなおったら