子どもは大人より便を出す力が弱いので、とても便秘になりやすいです。そして、便秘が数日続くと腰が痛くなる場合もあるようです。また、腰痛を伴う便秘には病気が隠れている場合もあります。
便秘 と 腰痛 の関係や改善方法について調べてみました。
便秘と腰痛って関係あるの?解消法は?
便秘と腰痛って関係あるの?
子どもは大人よりも腹筋などの筋力が弱く便を出す力が弱いので、便秘になりがちです。便秘というのはどういう状態かというと、大腸に便が滞留して硬くなっている状態です。
長時間便が腸内に溜まっていることで、便が腐敗して毒素やガスが発生してお腹が張っている状態になります。この溜まっている便やガスで周囲の血管や神経が圧迫されることによって腰痛が起こることがあります。
また、便秘によって発生した毒素やガスなどが腸内に吸収されて血管に入ることが原因で腰痛が起こることもあるようです。そして、腰痛が起こると腰回りをかばう姿勢になるので、血行が悪くなり筋肉が強ばってさらに腰痛が酷くなるという悪循環に陥ります。
もちろん全ての腰痛の原因が便秘というわけではありませんが、便秘と腰痛を同時に起こしている場合は、因果関係が密接にあると考えた方が良さそうです。
また、もう一つの可能性として、同じ原因で便秘と腰痛を同時に起こしていることが考えられます。
腰痛も便秘もストレスや、運動不足などの生活習慣から、それぞれ腸と腰の筋肉が固まって起こることもありますから、必ずしも便秘が原因で腰痛にもなったということではなく、それぞれが同じ原因から起きている事もあり得るのです。
便秘のとき腰痛で注意が必要なのは?
他にも、便秘のときの腰痛で病気を疑わなければならない場合があります。
例えば、便秘と腰痛が同時に起こる病気として「椎間板ヘルニア」があげられます。これは、腰の神経が圧迫されることの多い病気のため、腰痛も便秘も起こりやすいのです。
他にも、虫垂炎や腎臓疾患、子宮筋腫などの病気などがあり得ます。特定の部位だけ腰痛があらわれるときや、下腹部痛も起こるとき、腰痛がひどすぎるときなどは、病気の症状である可能性も考え、早めに病院で相談しましょう。
便秘と腰痛を同時に改善させるには?
特定の病気ではなく、ストレスや運動不足などの原因で便秘と腰痛が同時に起こっている場合や、便秘が原因で腰痛を引き起こしている場合には、便秘と腰痛をまとめて改善できる可能性があります。では、どのようにして解消したら良いでしょうか。
便秘は便が硬くなってしまって腸が固まっている状態、腰痛は腰の筋肉が固まっている状態になっていますから、どちらも、「ほぐす」ことが大切です。
一つの方法として、湯船にしっかりつかって心身をリラックスさせるのが簡単で効果的です。このときにお腹のマッサージをしてみても良いでしょう。硬くなった腸や腰の筋肉をほぐし、血流をよくし、精神的にもリラックスすることでストレスから解放されます。
睡眠不足や運動不足も便秘や腰痛の原因になりますから、睡眠をよく取り、体を動かせる程度の痛みであれば体を動かして腰の筋肉や腸に刺激を与えましょう。腰痛を改善するストレッチなどを行うと良いでしょう。
腰痛がひどくて体を動かすのが辛い場合は、便秘に先にアプローチしていきましょう。入浴などの腰に負担がないことは続けながら、便秘解消に効果の高いと言われるヨーグルトや納豆などの発酵食品や、食物繊維の多い野菜や果物、水分を多く摂ってみましょう。オリーブオイルも効果があると言われています。
便秘があまりにも長く続いている場合は、家庭だけで改善するのは難しいので早めに病院を受診しましょう。
まとめ
便秘と腰痛って関係あるの?解消法は?
便秘と腰痛って関係あるの?
便秘のとき腰痛で注意が必要なのは?
便秘と腰痛を同時に改善させるには?