腸は脳と同じくらいとても感じやすい臓器であり、ストレスを受けやすい部位です。お子さんがお腹が弱いなと思われているならば、 ストレス による 便秘 がどのタイプに属するかチェックしてみて下さい。そしてそのストレスの原因を突き止めて排除し、改善できる方法を見つけてあげましょう。
ストレスによる便秘<解決方法を見つけ出す為にできる事>
お子さんはどのタイプですか?!
弛緩性便秘
腸の筋力が弛緩して便を押し出す力が弱くなり、便が排出できなくなります。
けいれん性便秘
精神的なストレスや生活リズムが崩れて引き起こします。便秘と下痢を繰り返す症状が特徴的です。
大人と違う幼児~子供の便秘
うんちを出す腹筋の力や肛門周りの筋肉が大人と違ってまだ弱いので、便秘になりがちなのは事実です。
保育所・幼稚園・小学校などの集団生活の中で、自分の生活リズムで排便のタイミングを計れない子供たちにとって、協調性を伴う生活を身に着けることはある意味ストレスで便秘になる可能性も十分にあります。
ゆとりあるリラックスしたとき副交感神経が良い状態でないと排便が難しいので、子供の便秘は大人が気を使ってあげなければ改善につながらないのです。ストレスを軽減してなるべく環境を整える必要があります。
お子さんの便通状態を把握されていますか?
毎日排便すればOK、便秘でないとは言い切れません。毎日排便していても、便の量が十分に排泄できず、体に残っていれば便秘と言えます。その子にとって出し切れていれば、2日に1回のペースでも問題はないと思われます。
極端な話5日に1回の子供がいてもおかしくないのです。個人差が当然あるので、お子さんの排便回数や日数間隔はある程度把握してあげて下さい。
便通がスムーズにいかないとお腹が張り、子供の気分や体調は悪くなる一方です。お子さんの便秘サインのチェックは意識的に行うことをお勧めします。
食生活の改善
便秘を改善するには、適切な水分量・食物繊維の摂取が大切です。体重1kgに対し水分量は90~100mlが目安とされています。子供の体重に合わせて摂取量を確認してみて下さい。
そして知っておきたいこととして食物繊維には2種類あります。バランスよく多く摂取するように心がける献立を取り入れることが望ましいです。
芋類・豆類・根菜類などは不溶性食物繊維です。腸の中で水分を吸収して膨らみます。海藻類・こんにゃく・果物などは水溶性食物繊維です。水に溶けて便を柔らかくする作用があります。
さらに腸内環境を整える乳製品・発酵食品で善玉菌を増やすことは、お通じに良いことです。
日常生活の見直し
親が何事も良かれと思ってしていることが、子供にとってストレスを生じさせているのであれば、本末転倒です。お子さんの状態やペースを考えて対応すべきです。
早寝・早起き・朝ごはんの基本的な生活リズムができ、時間のゆとりがでてくると、必然と子供が外出する前に排便できる時間が作られるはずです。生活環境を整えて、気持ちの良い日々が過ごせるように親や子供を取り囲む大人たちが努力をしなければいけないのです。
ストレスを感じずにのびのびと健やかに育って欲しいと望むならば、子供に接する親や大人がまずそのように取り組む姿勢をみせないと物事始まりません。
親であるならばなおさら、子供と一緒にいる時間はなるべくゆったりと向き合って話を聞くなり、接してあげることが一番の安心につながり、ストレス解除になります。お子さんの為にできることを確実にしてあげて下さい。
まとめ
ストレスによる便秘<解決方法を見つけ出す為にできる事>
お子さんはどのタイプですか?!
大人と違う幼児・児童の便秘
お子さんの便通状態を把握されていますか?
食生活の改善
日常生活の見直し