便秘 は多くの女性が悩まされています。むくみが心配で 飲み物 も飲まず水分補給を避けることも大きな原因の一つのようです。しかし今や便秘は子供にとっても大きな悩みとなっているそうなのです。
子供特有の便秘の原因があるのでしょうか。今回は子供の便秘を学習しましょう。
便秘で悩む子供が急増?!便秘解消におすすめの飲み物は? (前編)
便が出るまでの仕組みとは?
口から入った食べ物や飲み物は咀嚼によって細かくされ、唾液の力を使って食道をとおり胃にたどり着きます。その後胃で2時間から3時間程度かけて胃酸によってより溶かされることになります。
ドロドロになった食べ物や飲み物は蠕動(ぜんどう)運動により胃から小腸へ運ばれます。小腸は腸の中で最も長く約6メートルから7メートルあります。
小腸では毎日約8リットルの水分を吸収すると共に、胃の活動によって既にドロドロとなっている食べ物に対し消化酵素を分泌し、より細かく分解して栄養素だけを吸収し、それ以外のものは次の大腸に運び出す役割があります。
大腸は約1.5メートルあります。大腸では小腸と同様に水分の吸収する役割と、栄養が取り除かれカスとなったものを便として肛門へと送る役割があります。
この長い道のりの中できちんと食べ物を栄養とカスに分別し、便として肛門まで運ぶためには、しっかりと強い蠕動運動が起きなくてはなりません。
しかしさまざまな理由から大腸内での水分吸収が順調におこなわれないことで下痢や便秘が発生するのです。便の排出にはそれだけ水分が吸収されるため、その分飲み物などによる体内への水分補給がとても重要になるのです。
大人と子供の便秘の原因はここが違う
大人とは異なる、子供だけの便秘になる原因とはどのようなものがあるのでしょうか。乳幼児は母乳だけの食事だったものが、生後5ヶ月から6ヶ月くらいから少しずつ離乳食を開始します。
しかし離乳食初期は初めての母乳以外の食事でアレルギーの心配もあるため、お粥やスープ、ジュースなどの飲み物など、しばらくの間1種類の食材だけを使用したメニューを試すことが多くなります。
徐々に使用する食材を増やしていくものの、当分は離乳食だけでバランスの良い栄養を取ることは非常に難しい状態のため、同時に母乳も与える食事が続きます。
そして1歳半ころまでに離乳食を終えることを目処に進めていき、同時に卒乳も進めていきます。
しかし離乳食の勧め方は、その子の食に対する意欲や好き嫌い、そのときの気分などさまざまな要素に左右するため一進一退のときも多々あり、どの子もスムーズに進むとは限りません。
卒乳を目指す一方で、食べる可能性の高い食材をさがしながら離乳食メニューを増やしていくことはママ達にとって非常に苦労を伴います。
そしてもっとも便秘になりやすい原因としては、それまで主食であった非常に水分量の多い母乳を少しずつ控えて、水分量の少ない食事に切り替えていくことで、排便するための十分な水分量が足りず便秘をもたらせてしまうのです。
離乳食が終わり、完全食が安定するまでの1歳から2歳ころは便秘を経験する子供は多数いるようです。
そのほかの便秘をもたらす原因とは?
子供でも年齢が上がる毎に便秘になる原因は変化していきます。
1つめの便秘の原因は便意を催したタイミングでトイレに行かないということです。子供が小学生以上の年齢の場合、学校で便意を催しても、羞恥心から学校での排便に非常に抵抗を感じているようです。
そのため我慢してしまうことが慢性化してしまい便秘となってしまうのです。特に男の子の場合は個室のトイレに入るということは、思春期の子供にとっては大きなハードルかもしれません。
2つめは水分補給を意識的に避けることです。特に中学生以上の女子に多いことですが、飲み物を頻繁に摂取し水分補給をすることで太ったりむくむのではないかと言うことを気にして、意識的に水分補給を避けることも多いようです。
3つめはストレスです。ストレスは大人だけの問題と考えがちですが、大人同様に子供の世界でも人間関係が複雑化し、今や小学生でも学校生活に苦痛を感じている子も多いようです。
ストレスは蠕動運動を引き起こす元となる副交感神経に乱れを起こし、腸が異常に反応しすぎてしまうことで痙攣を引き起こし便秘となってしまいます。これを痙攣性便秘といいます。
ストレスが原因となるものには過敏性腸症候群もあります。これは便秘だけでなく、下痢の症状になるタイプや、便秘と下痢を繰り返すタイプもあります。
まとめ
便秘で悩む子供が急増?!便秘解消におすすめの飲み物は?(前編)
便が出るまでの仕組みとは?
大人と子供の便秘の原因はここが違う
そのほかの便秘をもたらす原因とは?