「便秘で悩む子供が急増?!便秘解消におすすめの飲み物は?(前編)」では、子供の便秘の原因についてご紹介いたしました。後編では、便秘の改善方法や 便秘 によい 飲み物 をご紹介いたします。
便秘で悩む子供が急増?!便秘解消におすすめの飲み物は?(後編)
便秘を改善するためには?
便秘を改善するための方法の1つめは登校前の排便を習慣化することです。もちろんもっとも良い方法は便意を催したタイミングできちんと排便をすることです。
しかしどうしても学校で排便したくないのであれば、できる限り学校で便意を催さないようにするしかありません。そのためには毎朝必ず自宅で排便をしてから登校する習慣づけをすることです。
毎朝朝ご飯をしっかりと咀嚼して食べることにより、胃が刺激され便意を催しやすくなります。しかしそうしても登校するまでに便意を催さない場合は、同時に寝起きに毎日コップ1杯の水を飲む習慣もつけるようにしましょう。
改善するための2つめの方法はしっかりと水分補給をするということです。飲み物を全く飲まないなど水分補給を避けること自体が便秘を招いて便が腸内に溜まりやすくなります。便秘はお腹が出たり、体重が減りづらくなり逆効果なのです。
水分の排出が活動的でない夜の就寝前に大量の飲み物を飲むと、翌朝どうしても顔がむくんだりします。むくみは体内の水分は高いところから低いところへ流れる働きがあるため、眠っている状態だと顔の皮下組織に水分が溜まりやすくなるために起こる現象です。
むくみは太ることとは違います。体内の各組織における水分吸収がうまくいかず、一時的に水分が溜まった状態といいます。
そのためマッサージをしたり、運動をして代謝を盛んにし血行を良好にすることで改善されます。むくみ=太ったという間違った解釈を改め、しっかりと飲み物などにより水分補給をすることをお勧めします。
便秘にお勧めの飲み物とは?
よく「便秘のときは食物繊維を積極的に摂る」と言います。しかし闇雲に食物繊維を摂っても逆に便秘を悪化させてしまう可能性もあるのです。食物繊維には水溶性と不溶性があります。
水溶性食物繊維には果物類や海藻類があります。水溶性食物繊維は水に溶けやすくドロドロに変化するため便を柔らかくし便通を良くします。
不溶性食物繊維は少し噛みごたえがあるものが多く、豆類、穀類などがそれにあたります体内で膨らむ力を持っている食品が多く、ダイエットなどで少量しか食べられない人がかさ増しで食べることも多いものです。
しかしその性質上から、あまり摂取しすぎると、その食物が腸内の水分の大半を吸収してしまうことで便に十分な水分が行き渡らず、硬い便が大腸に留まりやすくなってしまうのです。
そのため食物繊維の中でも不溶性のものは取り過ぎると便秘を誘発してしまうことになるため注意が必要です。
では便秘で悩んでいる場合、子供でも飲みやすいお勧めの飲み物とはどのようなものでしょうか。
水溶性繊維質が比較的多めなパパイヤやイチジク、キウイフルーツ、ニンジンなどをミキサーで細かくし、便を肛門まで運ぶ蠕動運動を促進する役割があるオリーブオイルを少し垂らしたスムージーを毎朝飲む習慣をつけることで宿便が望めるようになります。
またそのほか整腸作用をもたらすものとして乳酸菌、善玉菌を増やして便通を良くするものとしてビフィズス菌があります。
共に乳酸菌飲料や飲むヨーグルトなどが販売されていますので、日ごろジュースばかり飲む習慣がある子供は、こういった便通を促すことに役立つ飲み物を飲ませるようにしましょう。
ただし中には病気の症状の一つで便秘が続く器質性便秘というタイプもあるので、食事や生活改善をしても、慢性的な便秘が解消されない場合は、病院を受診するようにしましょう。
まとめ
便秘で悩む子供が急増?!便秘解消におすすめの飲み物は?(後編)
便秘を改善するためには?
便秘にお勧めの飲み物とは?