「子供の便秘解消法の基本は正しい生活習慣から(前編)」では、なぜ子どもに便秘がおこるのか、またその解消方法についてご説明いたしました。後編では、小学校へあがった子どもの便秘についてご説明いたします。
集団生活のなかでトイレへいくことを恥ずかしがる子どもたちは多くいます。規則正しい生活を心がけ登校前にお手洗いへ行けるよう 便秘 解消法 を試みましょう。
子供の便秘解消法の基本は正しい生活習慣から(後編)
小学校へあがった子供の便秘について
子供は小学校へ入ると、トイレに行くとからかわれるのではないかといった意識を持つことがあります。これは多くの子供が感じることで、集団生活の中で自我が芽生えている証拠です。
トイレに行くのが恥ずかしいと思うと、学校で便意を催しても我慢をしてしまうことが多くなります。普通は、便が直腸に流れて便意を催しますが、我慢し続けてしまうと直腸が鈍くなって便意を脳に伝えにくくなってしまいます。
学校でトイレに行くのは恥ずかしいことではないということを教えてあげましょう。ただ、どうしても周りの目が気になったり、からかいが生じてしまったりする場合は、毎朝登校前に排便できるように習慣づける練習をしましょう。
まずは朝食後にトイレに行く時間を少し長めにとって考えると良いでしょう。
子供用に処方される便秘薬について
生活習慣や運動、食事療法などで改善できない頑固な便秘には小児科で便秘薬が処方されることもあります。
即効性が高いものではグリセリン浣腸があります。これはすぐに効き目がありますが、排便の際に腹痛を生じるなど気持ちよく排便するという状態とは大きく異なるため、最終手段として考えた方がいいでしょう。
比較的、効き目が穏やかなものでは酸化マグネシウムのカマグという粉薬や腸を刺激するラキソベロン液という液状の薬を使用することもあります。ただ、これらの薬は子供によっては効果があまり感じられなかったり、副作用を心配したりする人もいます。
薬による便秘の解消については、かかりつけの小児科医とよく相談して納得のいく方法を用いるようにしましょう。
まとめ
子供の便秘解消法の基本は正しい生活習慣から(後編)
小学校へあがった子供の便秘について
子供用に処方される便秘薬について