子供の便秘原因は大人と異なり子供特有の原因があります。原因を突き止める必要があり、把握することが確かな対処法に繋がります。また、便秘が長期化すれば嘔吐症状があらわれ便秘以外の病気の疑いもあり注意が必要です。
今回は 便秘 に伴う 吐き気 について解説します。
子供の便秘でおきる吐き気は要注意!便秘対策と受診の目安(前編)
大人と違う子供の便秘原因
腹筋・肛門周辺の筋肉の弱さ
子供の便秘原因は精神的ストレスにより便を排泄する力が弱くなることも原因です。便を出すには腹筋や肛門周辺の筋肉の働きが大切ですが、子供によってはこの筋肉が弱く便を押し出す力が弱いことがあります。
トイレトレーニング
トイレトレーニング開始により子供によっては大きなストレスになることがあります。失敗した時つい怒りがちですが実はこれが子供の大きなストレスとなり便秘を招く可能性があります。
便を出すには副交感神経の働きが必要ですが、失敗する度に「怒られる」不安感から身体がビクッとなります。これは交感神経が働き身体が興奮状態となりリラックスして排便することができず便秘を招きます。
学校や幼稚園での生活
学校や幼稚園に通いだすのも便秘原因になることがあります。特に学校では自由に行きたい時にトイレに行くことができない、また周囲との協調的な行動をとる必要があり今までの生活リズムからの変化に対応できず大きなストレスとなります。
先ほどのトイレトレーニングもですがストレスがかかると交感神経が働き便秘に繋がります。
便秘の定義
子供の便秘定義ですが何日排便がなければ便秘と判断すればいいのか悩むこともあります。
排便のない日数に関して目安は3日~4日間排便がなければ便秘となります。ですが全ての子供に便秘と断定することはできません。
5日に1回の排便が3日に1回になると便秘が解消されたことになります。また毎日排便があっても量がすくなければ便秘の可能性があります。
便秘サインを見逃すな
便秘と判断するには日頃から子供の様子を把握しいつもと違う異変を見逃さないことです。
便秘でお腹が張れば気分も悪くなり機嫌も悪くなります。他にも食欲不振、お腹を触ると凄く張っているや普段よりグズリ機嫌が悪いなどがみられたら便が溜まっているサインかもしれません。
このような場合は便秘を疑ってください。
便秘時の吐き気は要注意
子供が便秘になると嘔吐を伴うことがあります。便秘は腸内に便が溜まり体外に排泄されない状態となり、食べる物が消化経路をたどれません。わかりやすくいえば交通渋滞のようなことが体内でおきています。行き場のない食物が逆流し嘔吐するのです。
突然嘔吐しても便秘が原因と判断できません。なぜなら便秘ではなく他の病気の可能性もあります。消化管の病気でいえば腸重積症、胃腸炎、虫垂炎などがあり嘔吐した場合は病院受診をお勧めします。
まとめ
子供の便秘でおきる吐き気は要注意!便秘対策と受診の目安(前編)
大人と違う子供の便秘原因
便秘の定義
便秘のサインを見逃すな
便秘時の吐き気は要注意