便か硬く出にくくなり腸内に溜まることを便秘と言い辛い思いをしている子供は以外とたくさんいます。便秘症状で辛いのは腹痛や腹部の膨満があり便秘が続くと吐き気や食欲低下することもあり生活に支障がでます。
ここでは 便秘 を解消するため硬くなった便の 出し方 について説明します。
子供の硬くなった便の出し方は?便秘解消でスッキリ爽快
子供の便秘特徴
子供の便秘原因は高い確率で排便をする力が弱いことにあります。
子供が便秘を起こしやすい時期として乳幼児の母乳からミルクに移行や離乳食を開始した時期や一番多いのはトイレトレーニングを始める幼児期、そして学童期の通学が始まり学校では恥ずかしい気持ちから排便を我慢することが便秘につながります。
これらが原因となり便が硬く排便するのに痛みがあるので排便を我慢し、更に便が硬くなる排便の悪循環を起こします。
小学校入学以降の学童期は便秘だけでなく学校生活や日常生活でのストレスが自律神経を乱すことが原因で過敏性腸症候群を発症することもあります。
便秘をおこす悪循環の原因
便秘を簡単に考え放置すると悪化傾向をたどる病気です。
理由として硬い便を強いいきみで排便すると肛門が切れて痛い経験をすると小さな子供は「排便は痛い」と学び次に便意を感じても我慢し、なかには足をクロスして便を我慢する子もいます。
しばらく我慢すると便は出たくなくなり大腸に残り、残った便の水分を大腸が吸収するので時間が経過するほど便が硬くなります。
ようやく出るときには強い痛みがあるので子供はますます我慢するといった悪循環を招きます。
便秘が続くと便が常時直腸にあることになり腸の感覚が鈍感になります。便秘症でなければ直腸に便が溜まると便意を感じますが腸が鈍感になり便意を感じにくくなり便秘が長引くことになります。
トイレが関係する悪循環
トイレトレーニング
気乗りしないトイレトレーニングンは便秘の原因となり、また悪化させることにつながります。
嫌がる子供を無理やりトイレで排便させるとトイレ嫌いになり排便を我慢することがあります。原因として排便を失敗し叱ると子供はなぜ叱られたのか理解できず嫌な思いが残るだけになります。失敗しなければ叱られないと学び排便を我慢することを選ぶ子もいるのです。
幼児のトイレトレーニングを行うには子供の発達状態により必要な条件があります。
例えば1人で歩ける、1人で下着の上げ下げができる、コミュニケーションがある程度とれてトイレに興味を示すなどがスムーズに進む条件となり便秘になる可能性も低くなります。
トイレの使用
トイレトトレーニングが終わっている子供も腸内に便を溜めない習慣が大切です。毎日排便しやすい環境を整え時間に余裕を持ちトイレに座る習慣をつけると排便周期を整えることができます。
まず、便意を感じたら我慢せずにトイレに行くことを教えます。学童期以降になると学校で便意を感じても臭いや恥ずかしさから我慢する子供もでてきて便秘の悪循環を招くことになります。
我慢せずに学校でも便意を感じたらトイレに行くことが大切です。
硬くなった便の出し方
腸に溜まった便を出すには飲み薬や浣腸を使用して排便させます。
お尻から注入する浣腸は即効性がありすぐに便秘の苦しみから開放されて排便量をその場で確認できる利点がありますが、浣腸は便が柔らかくなるのではなく薬を入れて出しやすくする効果の薬なので硬いままの便がでるので排便時には肛門が切れ痛い思いをする可能性もあります。
便秘で肛門が痛い思いをしている子は肛門を触れることに強い恐怖心があり診断の結果ですぐに出さなくてすむ便秘には下剤を使用します。しかし効果があらわれるのは2~3日かかることもあります。
下剤や浣腸を使用しても出ない時は腸内洗浄や指を使い硬くなった便を掻き出す摘便をして出しますが強烈に硬い便や量が多い時は麻酔を使用する可能性もあります。
腸内を空にするのに3~5日かかることもあり、どの方法も子供には辛い治療で麻酔の危険もゼロではありませんがそのまま放置するとますます悪化するのでしっかりと治療を受けてください。
腸内を空にして生活改善と予防治療
直腸内の便を出し切ることに成功した後は便秘を繰り返さない予防治療が大切です。
予防治療には生活習慣、排便週間の改善や食事療法と薬物療法の3種類あり、症状が軽い時は薬物療法をせずに治療を始めますが十分効果があらわれない時に薬物療法を併用して行うことになります。
便秘に使用する薬はどれも安全性の高い薬を使用し癖になることは全くなく問題になりません。便秘の状態が継続するより安全なので医師から薬を勧められたら指示通りに使用することをお勧めします。
生活習慣の改善では早寝早起きの規則正しい生活や、栄養バランスのとれた3食の食事をしっかりと食べ、オヤツの時間以外の間食はしないことを心がけます。また適度な運動で体を動かすと腸の運動も活発にすることができます。
日常生活改善に努め毎日スッキリ排便することが全身の健康にもつながります。
まとめ
子供の硬くなった便の出し方は?便秘解消でスッキリ爽快
子供の便秘特徴
便秘を起こす悪循環
トイレが関係する悪循環
硬くなった便の出し方
腸内を空にして生活改善と予防治療