ADHD の治療にあたって、 サプリ メントを服用する場合があります。サプリメントは、治療効果があるようですが、医師から処方されるADHDの薬との違いはあるのでしょうか?またその効果はどのようなものでしょうか?
ADHDとサプリメントの関係
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ADHDで処方される薬との違い
ADHDは、治療に薬を使います。薬はADHDの子供の症状にあったものを処方されます。ADHDの原因は、脳の機能障がいとみられています。脳の伝達機能を刺激する薬が処方されます。
現在子供に対するADHDの薬で処方されることが多いのは、中枢神経刺激薬「コンサータ」と、非中枢神経刺激薬「ストラテラ」です。それらの薬は、脳機能に効果のあるものです。となると、ADHDで使うサプリメントはどのような効果がありどのようなものなのでしょうか。
ADHDで使用されるサプリメント
サプリメントといえば、日常的に不足しがちであり摂取しにくい栄養素を手軽におぎなう目的と言うイメージがあります。ADHDですでに処方されている薬があり子供に対して必要なサプリメントとなると何に対して不足しているものなのでしょうか。
ADHDには様々な要因があると言われています。その一つに食生活が挙げられます。人間にとって添加物の過剰な摂取は体に良くありませんがいまの生活で添加物を完璧に取り除くことは難しいです。
またどうしても不足しがちな栄養も出てきます。それをおぎなう意味でサプリメントは使用されます。ADHDのタイプが多岐にわたるため万能なサプリメントは存在しません。
サプリメントは、誰が選ぶの?何歳から使える?
ADHDのサプリメントは親が選んでADHDの子供に与えることが多いです。もちろんADHDの薬との兼ね合いがありますので、必ず主治医に相談の上使用します。
サプリメントは、3~4歳から服用できるものもあります。服用できる年齢は必ず確認しましょう。サプリメントによっては、15歳以下は使えないサプリメントもあります。対象年齢より幼いけれど、年齢に合わせて少ない量を与えたら良いというのは、危険で間違った認識ですのでおやめください。
ADHDの治療で使うサプリメントは自費
ADHDの子供のために使うサプリメントは、治療目的でありますが保険適応外です。そのため自費になります。自費であること、続けて使うことで効果が現れるため費用もかかります。
そしてADHDの子供にサプリメントの効果があるというのは、あくまでADHDの症状に合ったサプリメントを服用している場合です。子供に与えるものですから、自分の子供とってサプリメントはあうかをよく考えて主治医と相談の上に使用することが大切です。
サプリメントは治療薬ではなく「おぎなうもの」
現在ネットや書籍でADHD子供の治療についての情報はたくさんあります。ADHDの親は、我が子のためにADHDについて学びすこしでも子供が過ごしやすくなるように心がけています。ADHDのサプリメントは、その方法の一つです。
日本でサプリメントは、「健康食品」の位置づけであり治療薬ではありません。効能に過剰に期待するのも良いことではありません。先に述べたように、サプリメントは「おぎなうため」に使うものです。必ずサプリメントを使わなくてはいけないというものではありません。
必要な栄養素や避けたい食品はADHDでない子供と同じです。ADHDの子供には食品添加物や、人工的な糖質の摂取は特に避けたほうが良いとされています。
親が食事を与えるので、意識的に避けることは可能です。家族の健康のためにも食生活への改善は取り組みたいです。サプリメントで評判がいいと聞くと試したくなりますが、子供に使うものなので慎重に行うことをおすすめします。
まとめ
ADHDとサプリメントの関係
ADHDで処方される薬との違い
ADHDで使用されるサプリメント
サプリメントは、誰が選ぶの?何歳から使える?
ADHDの治療で使うサプリメントは自費
サプリメントは治療薬ではなく「おぎなうもの」