「気になる子どもの歯ぎしりは治す必要があるの?(前編)」では、子供の歯ぎしりの原因と治療が必要な歯ぎしりについてご紹介いたしました。後編では、 歯ぎしり を自宅で 治す 方法や歯科医院での治療法についてご説明いたします。
気になる子どもの歯ぎしりは治す必要があるの?(後編)
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歯ぎしりを自宅で治すには
子どもの歯ぎしりに気付いたら、まずは自宅でできることをやってみましょう。
食事の際に、ものをよく噛まずに飲み込んでしまう子どもは、歯ぎしりをしている傾向が多くみられます。普段から噛むということを習慣にしていないと、顎がきちんと成長していかず、かみ合わせが悪くなってしまうことがあるからです。
小さな子どもには、30回噛んでみよう、といった声かけを行いながら、しっかりと噛んで食べる練習をしていきましょう。そのためには、やわらかいものばかりではなく、ある程度歯ごたえのあるものを食べさせることも大切です。
ストレスが原因で歯ぎしりをしている場合は、自宅でリラックスできる環境を整えてあげるだけで改善することもあります。
子どもは成長するにつれ、さまざまなストレスを受けて、対処の仕方を学んでいきます。強いストレスがかかっても、自宅で心と体をリラックスさせられることができるようになると、歯ぎしりしなくなることもあります。
専門の歯科医院での治療
歯ぎしりの治療が必要だと分かったら、専門の歯科医院で治療してもらうのが一番です。小児歯科では歯ぎしりの治療として、マウスピースや歯列矯正を行います。
マウスピースは市販のものもありますが、子どもの歯にしっかり合うものにするのが重要なため、歯科医院でオーダーメイドのマウスピースを作ってもらう方がよいでしょう。
永久歯に生え変わっているのに、歯ぎしりが続くときは、歯列矯正をきちんと行うことで正しい歯のスペースが確保され、歯ぎしりをやめることができる場合もあります。それぞれの子どもによって、適切な治療は異なりますので、まずは信頼できる小児歯科で相談してみると良いでしょう。
まとめ
気になる子どもの歯ぎしりは治す必要があるの?(後編)
歯ぎしりを自宅で治すには
専門の歯科医院での治療